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カカシ「…おはよ」
『……っ、かかひっ!』
眠気まなこでベットから飛び起きたAは、慌てながらテーブルの上を見渡した。
『…やっちゃった……』
カカシ「いいでしょ、別に」
▷▷▷
今日は任務が早く終わってうちに帰ると、それはまぁ気持ち良さそうにAがベットで眠っていた。
まだ光がさす窓際で、無駄に広いベットの上で布団もかけずに寝ているAを見るのが新鮮で、なんだか別の人みたいに見えた。
俺はAの髪を優しく撫でて、そっと布団を掛けた。
こんな寝顔見せられたら、起こせないでしょ。
俺はそのままテキパキと食事の準備をすることにした。今日はAの好きな煮付けにしよう。
▷▷▷
『んぁ〜超美味しい…やっぱりカカシの作るご飯私ってばホントに好きだ〜…。あっ!でもでも、カカシは毎日任務で疲れてるんだから、ご飯くらいは私に作らせて!ねっ…んっまぁ…!』
カカシ「そのどっちつかずな反応をどうにかしてくれない?」
『私が作りますからァ…』
Aの作るご飯も好きだけど、俺が作る料理を本当に美味しそうに食べてくれるから毎日ご飯作ってもいいくらいなんだけどな…
と思いながらもくもくとご飯を食べた。
カカシ「でもAの料理って最初は予想の斜め上をいく不味さだったよね。」
Aはギクッと肩を震わせて、顔を上げる。
『だってそれまで料理なんていっかいもしたこと無かったんだもーん…』
カカシ「でも腕を上げたよね」
『そりゃあ任務終わってやっとありついたご飯が激マズだなんて号泣もんでしょ…?』
カカシ「だから頑張ってくれたの?」
『う、まあ…がんばった?かな?』
にっこりAに笑いかけると、珍しく照れたように顔を赤くして顔を背けてしまった。
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なっつ - 素敵過ぎてキュンキュンします!!!!! (2022年4月15日 10時) (レス) @page45 id: c2dea3d37d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キューピーマヨネーズ | 作成日時:2020年4月30日 17時