【鬼滅の刃】私達、悪役クラブです。【時透無一郎】《完結》

”ムイチロウの”｢現実｣ ページ10

無一郎side


放課後。

学校に忘れ物をして飛鳥と兄さんと炭治郎と学校に来ていた。
｢やっぱあの｢愛美｣って奴何がしたかったんだろ...ブスのくせして。｣

僕が言うと飛鳥も
｢そんな事言っちゃ駄目でしょ〜！｣

って、注意してくれる。

｢だけどホントじゃん。｣
｢嘘でもほんとでも駄目！｣

そう言ってムーっと頬を膨らませる。
その仕草一つ一つが愛しい。

嗚呼、この巫山戯て言い合える空間も、飛鳥と話せる空間全て好きだ。

だけど炭治郎が急に
｢時とo((ん゛ん゛。有一郎君から言葉では表せない...なんて言うんだろう...自分を責める様な...そんな匂いがする...｣

びっくりした。
兄さんがそんな事を考えるなんて。

｢有一郎君大丈夫？｣

飛鳥はお人好しだからすぐに人の心配をする。
...まぁ、兄さんに嫉妬している僕だって嫉妬しやすいのかも。

｢そのうちわかるさ。絶対に。｣

何かを確信したかの様に兄さんが言った。


...変な兄さん。

そういえば、先週から兄さんは変だな。
まあいいや。そのうちわかるでしょ。


｢失礼します。｣

僕達は教室に入った。

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