【BL松】こんにちは、愛の花【カラ一】 (ページ4)

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花びらよっつページ4

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カラ松が居間を出ていったあとのこと。
ある弟は不思議そうに、ある弟は心配そうにカラ松のことについて話題にする。

「カラ松大丈夫？最近全然ご飯食べれてないじゃん」
「病院やっぱり連れてった方がいいのかな……？」

そう話すチョロ松とトド松に大丈夫だと言ったのがおそ松だ。

「アイツ体だけは丈夫なんだから心配いらないって。当の本人があぁ言ってるんだから大丈夫だよ」

ほんじゃ、ごっそーさん、と食器を持って席をたつおそ松。チョロ松とトド松はおそ松の言葉に納得いかない様子だったが、渋々食い下がった。

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「平気か？」
「っ！……、なんだ、おそ松か」
「なんだって失礼だなぁ。兄ちゃん傷つく〜」

居間を出ていったおそ松が向かったのはトイレだ。おそらく目的の人物がいるだろうと、そこへ行くと案の定、カラ松が蹲っているのを見つける。

もうこれで何回目になるだろうか。
10を超えたあたりから数えるのはやめてしまった。そのくらい、カラ松は花を吐き続けている。

おそ松が、カラ松の花吐き病に気づいたのは１ヶ月も前の話である。
たまたま予定より帰宅が早くなった時に偶然、花を吐くカラ松を見てしまったのだ。
俺は死ぬかもしれない、と当時花吐き病の名も知らなかったカラ松にその病気を調べて教えたのもおそ松だった。

1度だけ、言ったことがある。
好きなやつに告白はしないのか、と。

そしたら、カラ松は

俺が告白しても、そいつはきっと真に受けてくれないし、嫌がらせだと思うだろうな。なんの冗談だ、と睨まれるかもしれない。俺は、それが怖いんだ。

俺は、否定をされるのが、怖い。

そう言ったのを、おそ松は忘れられない。