>>9(勇次郎side) ページ10
Aは朝が弱い。
だから毎日僕とアイツ(愛蔵)が交代で朝起こしている。
いつも”6時には起こして”とAは言うが、そんな早い時間に起きられないのは分かってるため僕もアイツも7時に起こすことにしていた。
今日、担当の僕はA部屋に入った。
「A、朝だよ」
なんて声をかけてもやはり反応があるわけがなく。
「A〜起きて」
少し揺さぶりながら声をかけた。
『んん〜・・・もうちょっと・・・』
「ダーメ、起きて」
眠そうにするAはホントに可愛い。
いつも可愛いが朝は格が違う。
『ん〜・・・ゆうちゃん・・・』
突然名前を呼ばれるとドキッとしてしまう。
少し熱く感じる顔を方でで抑えながら平然を装った。
「なに?」
『すき・・・』
「・・・っ!?///」
っ・・・とに・・・、破壊力が違う・・・
そこらの女だとドキドキしないどころかイラつくのに・・・
「ほ、ほら、起きて?」
『んん・・・起きる・・・』
そういうと起き上がって伸びをした。
「さ、朝ごはん出来てるよ。」
そう言って僕はAの手を繋ぎリビングへ連れて行った。
朝ごはんを作って机に並べてる愛蔵
愛蔵「お、起きたか。・・・おい、何で顔赤いんだよ勇次郎。何かしたんならタダじゃおかねーぞ」
むしろされたんだよ。
「は?気のせいだろ。目が悪いんなら眼科行きなよ。」
・・・そんなに顔赤い・・・か?
そっと顔を手を当てた。
『?ゆうちゃん?どうしたの?』
「・・・いや、何でもないよ?さ、食べよっか」
僕が微笑むとAも微笑んだ。
『うん!』
もう少し年が近かったら学校でも一緒にいられたのにな・・・
まぁ高校は一年一緒になれるか。
ご飯を食べ終えて学校に行く準備を終える頃にはAも眠気が無くなっていたようだった。
『2人とも!今日ちゃんと涼海ひよりさんに会わせてね!放課後2人の高校行くから!』
とは言われても、昨日色々いったし
話しかけて大丈夫か分かんないよな。
あと本音は話しかけたくない。
こうなったら、
「愛蔵、涼海ひよりに伝えとけよ」
愛蔵「はぁ!?後ろの席のお前が言えよ!」
『・・・涼海ひよりさんに言って連れてきてくれた方と今日一緒に寝る』
「「僕/俺 が連れてく」」
・・・譲るわけには行かない。むしろ譲らない
「何?後ろの席の僕が声かけるから大丈夫だよ?」
愛蔵「いいよ、俺が声かけるから!((ニコ」
『2人仲良く声掛けてきてね』
Aはそう言って先に家を出てしまった
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悠 - めっちゃいいですね!双子の兄サイコー(///ω///)続き楽しみにしてます! (2018年4月8日 17時) (レス) id: 0c2ee66ad7 (このIDを非表示/違反報告)
エル - ヤバい!!めっちゃ面白い!!!もう私にとって神作品です!!!!!!!(*´v` )死神くん、これからも更新頑張ってください(^^)もう毎日が楽しみです♪ (2018年4月6日 20時) (レス) id: 4c3b877e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:死神くん | 作成日時:2018年3月11日 16時