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一通り撮影を終えたのでダンスレッスンと歌の練習を兼ねてレッスンスタジオに向かった。

レッスンスタジオは私たちの家のすぐ横なのでマネージャーは私たちを送り届けて帰った。

『えーっと、ダンスレッスンはロメオからね!服着替えてきて〜?』

「「わかった」」

愛蔵「チッ…ハモるなよ」

勇次郎「・・・こっちのセリフだ」

『喧嘩始める前に着替えてきて』

双子だからハモっても「おおー!」ってなるのに・・・何が嫌なんだか・・・

ダンスレッスンも歌の練習も必ず喧嘩入るしね〜・・・

まぁでも、何だかんだ優しい所あるから私は二人のこと好きだけどね?

仲良くなってくれたら尚嬉しいけど。

なんて夢が叶うはずも無く喧嘩をしつつその日の練習が終わった。

勇次郎「ご飯どうしよっか?」

私たちの家は親が海外で働いているので基本的に子供たちで洗濯やご飯や掃除、家事をこなしている。

『あ!作り置きしてあるので良ければあるよ!』

勇次郎「じゃあそれにしよっか。」

ゆうちゃんはふわっと笑った。

演技じゃない本当の笑顔

私はそれがすごく好きでたまらない。

愛蔵「さ、帰るか!A!」

あいちゃんもふわっと笑って私の手を取った。

『うん!』

2人が笑うと私も笑える。

勇次郎「おい、僕も帰るんだけど。それからAと手を繋ぐのは僕の役目だから。」

そう言ってゆうちゃんも私の手を取った。

愛蔵「お前は帰ってこなくていーよ。あと俺の役目だから。」

『もー!喧嘩するならご飯なしね!』

「「ごめんなさい」」

『許してあげましょう!』

勇次郎「フフなにそれ!」

愛蔵「可愛すぎか!」

なんて言いながら、私たちはまた笑顔で包まれる。

これだから、お兄ちゃん大好きにならずにいられないんだよね・・・

何だかんだ優しいから・・・

『あ、明日2人の高校行くから例の子も連れてきてね?』

勇次郎「あ、名前思い出した。確か・・・涼海ひより」

涼海ひよりさん、か・・・

愛蔵「あの芋女?ほっときゃいいだろ」

『芋女って何!?アイドルはそんな事言わないの!』

愛蔵「俺本人に言った」

『おい』

なんで言っちゃうかな〜!?

事態を悪化させないでよ!

勇次郎「すごい形相で睨んでたもんね」

『もうその子に土下座じゃ済まないかもしれない。』

申し訳なさ過ぎて。うん。

その日は明日どうしようか考えすぎて夜は頭が痛かった。←

>>9(勇次郎side)→←>>7(黄瀬side)



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- めっちゃいいですね!双子の兄サイコー(///ω///)続き楽しみにしてます! (2018年4月8日 17時) (レス) id: 0c2ee66ad7 (このIDを非表示/違反報告)
エル - ヤバい!!めっちゃ面白い!!!もう私にとって神作品です!!!!!!!(*´v` )死神くん、これからも更新頑張ってください(^^)もう毎日が楽しみです♪ (2018年4月6日 20時) (レス) id: 4c3b877e13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:死神くん | 作成日時:2018年3月11日 16時

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