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「おい……起きろ」
「んむぅ……………」
「おい」
「んん………」
「っ………聞こえねえのか！」
どでかい声が耳を貫き、私は目を覚ました。
目を動かすと、ベッドの傍らには運動着姿のジャックが立っていた。
「ほぁ？なんでオマエがウチの寮にいるんだゾ」
「朝のランニングついでだ。今日はマジカルシフト大会当日。寝坊されちゃたまらねぇからな」
「そういえば……」
「絶対に犯人をとっ捕まえて、ご褒美にトーナメント戦にオンボロ寮をねじ込んでもらうんだゾ」
たしかにそんな約束してたなぁ……。でも待って？当日にねじ込むとかできるの？
「ふわぁ〜………」
「おい、二度寝すんじゃねぇぞ」
「ごめんごめん、昨日ちょっと遅かったからさ」
昨日は何をしてたかと言いますと、あの『ターボエンジン付きソーラー式ジェット靴』の改良をしてたんだよね。もうちょっと軽く出来ないかな〜って。
「じゃ、私たちも準備して行こっか、グリム」
そう言い、私はベッドから降りてパジャマのボタンをプチプチと外し始めた。
「バッ…………！！！」
「ん？」
ふとジャックを見ると、顔が真っ赤っかになっていた。
え、大丈夫？？
「ジャック大丈夫？顔赤いよ、もしかして熱？」
「てめっ、そんな……！」
「？？？？」
なんかますます顔赤くなったんだけど。アレか、ランニングのしすぎか。
「シャワーでも浴びてく？少しはサッパリするよ」
シャワー室の場所分かんないよね、案内したげよっと。私、優しいので！！
部屋のドアに手を伸ばすと、ジャックに腕を掴まれて阻止された。
「てめぇ、そんな格好で出歩く気か！？」
「？ いっつもだよ？」
私がそう言うと、ジャックはまだ何か言いたそうに唇を噛んでいたが、やがてため息を吐いた。
「……俺は先に行く。会場でな」
ジャックは私と目を合わせずに、さっさと部屋を出ていってしまった。
「変なジャック」
モヤモヤした夢も見たし、変なジャックも見たけど、今はマジフト大会に集中だね！！頑張ろ！！！
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紅葉(プロフ) - 匿名さん» うぉわ……ぜんっぜん気づかなかった、ゴメンなさい！！！！書き換えましたんで、大丈夫だと思います！教えてくれてあざます！！！これからも楽しんで読んでくれると嬉しいです！ (2022年11月4日 21時) (
レス) id: 3f443412c7 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - こちらの物語の第五章の名前変換ができなくてデフォルト名しか表示されませんでした (2022年11月4日 21時) (レス) id: 4a8a190669 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2022年7月22日 21時
