康一くんを愛し隊 (ページ8)

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引越し当日の大騒ぎ4 ページ8

「あのクソッタレの仗助に傷を治してもらうなら死んだ方がマシだｯ!!
おい、必ず仗助をここに来させるなよｯｯｯ！！！！」

先生は血相を変えて僕に訴えた。
……そんなに康一くんが言っていた"仗助"くんが嫌なのか……なんなのか……

『ま、まぁまぁ……落ち着いて下さい…傷口、開きますよ。』

「…いや、大丈夫だ。結構鍛えてるつもりだからな。それより、康一くんは。」

康一くんが心配なのか、先生は森の周りを見渡した。
……"仗助くん"に対して康一くんには優しいんだな。露伴先生。

『…その事なんですけど、いや、実は………』

先生に聞かれたまま、僕は数時間前の出来事を話した。
そんなこんなで約10分。

「あぁ……なるほどな。さすがだぜ康一くん……。やはり僕の親友にふさわしい。」

…となぜか分からないが、先生がドヤ顔で言う。
……いや、本当に仗助くんとの反発が凄い……。

「さて、そんな話を聞いたからには僕も康一くんの跡を追うぞ。君はどうするんだ。」

と、先生は下の葉っぱを踏みしめながら立ち上がった。
僕は先生のタフさにびっくりしながらも、

『駄目ですよっ!!そんな跡を追ったら傷がまた出来てしまいますっ！！」

「だから、さっきも言っただろう……。僕は鍛えていると。そんなヤワなもんじゃない。」

でも、"鍛えている"だけで森の中で康一くんを追えるとは思えない。
僕は、やっぱり先生を止めようと思った。

あの綺麗で美しい"康一くん"と約束したからな！！！！！！！！！！！！！！