BLEACH7〜千年血戦篇2〜

164話〜平子side〜 ページ37

「…涅隊長だね」




「！……はい」




遠くの方でぶつかっとった霊圧が消えよった。




「…まァ、あの人の事なんで大丈夫だとは思いますけど……」




「そうだね……問題なのはその事より、遠く離れた霊圧の揺らぎに気付けるぐらい、周りの霊圧が減ってるって事だろうね……」




確かになぁ…




いつの間にやら、かなり人数も減ってもうた。




「副隊長は全員やられましたか？」




「俺とルキアはまだだ。あと雛森も」




「七緒ちゃんもまだここに居る」




「サクヤも俺ん背中にちゃんと居るで。それにしても難儀やな。どっから狙てるかもわかれへんし、かと言ってスピードゆるめたら敵の思うツボや」




…まぁ、今のこないな状態で敵に襲われても俺は手を出されへんし……




死んだように眠とるサクヤ。




体も軽いし…ったく、目覚めたら説教やな。




「まァどっちにしろ……ここまで犠牲を出して
敵の手が何一つわかってない時点で……」




……何する気や？




「次の手を打たなきゃいけない頃合さ！」




「アホォ！止まったら思うツボや言うてるやろ！」




すると、遠くの方で見えた微かな光。




それに京楽も気付いたらしい。




「見つけ……」



「京楽隊長！」

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