Those who create the future 参～誇り高き未来へ～ (ページ11)

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１１３ﾍﾟｰｼﾞ地獄の門番その① ページ11

午前12時

『あれ？そういえばイギーは？』

「ったくあのクソ犬どこ行きやがったんだ？」

なんやかんや心配なんだポルナレフ……フフ

「？なんで笑ってんだA」

『え？いや、仲良いんだなぁって』

「いや良くねぇよ！！」

2人の様子を見ているアヴドゥルは溜息をつきながら「だからあいつは役に立たないと言ったのに……」と言った

先程の事故からおおよそ10分経過

ヒューズとスペランツァがこちらに走ってきていた

『あ。兄さんにヒューズだ』

「やれやれ……なんとか合流は出来たぜ……」

『承太郎、怪我したところ見せて』

「……………？」

『ああもう！そんな嫌そうな顔しないでッ！』

ゆっくり深呼吸して……ゆっくり、ゆっくりと呼吸を整えて………

「！お前……」

『はい。これで少しは楽になった？……助けてもらったしこれぐらいはしないとね！』

「ﾊｧ……ありがとよ」

承太郎は帽子で顔を隠しながら礼を言った

☆☆☆☆☆

決戦までのカウントダウンの鐘は鳴り響いている

始まりを告げた日から鳴り響き続ける終わりへの音

歯車はゆっくりと回り続けていた

運命を変えるため

未来を変えるため

未来を救うため

戦い続けるものたちの終わりへの物語は終盤へと差し掛かっていた

☆☆☆☆☆

明くる日

乞食……に、DIOの館の捜索を依頼したジョースターエジプトツアー御一行

「にしてもほんとあっちーよなァ」

『まあ、エジプトだからね……』

パタパタと創り出した扇子で扇ぐ

「なぁA〜扇風機は創れねぇのかよ〜」

『ポルナレフ……私ドラえもんじゃあないんだから………作ったとしてもコンセントがないじゃない』

「そっかぁ〜〜〜〜」

タイムリミットまであとわずか……

今はただ、かの乞食……？に任せるほかない……

☆☆☆☆☆

その頃

1人、いや、1匹でエジプトの町をうろうろとするイギーは……

最悪なことに、スタンド使いに絡まれていた

相手はハヤブサ、名はペット・ショップ

スタンドはホルス神の暗示

大気中の水分を氷にして攻撃してくる

「(ったく……ジョースターたちのおかげでとんでもねぇところに来ちまったぜ……なんでおれがこんな目に……ッ)」

ひょんな事から子供をかばい、ペット・ショップと対することになってしまったイギー

だが、犬好きの子供は見殺しにはできねー！との事

「(ﾁｯ……こんなクセー所だがしょーがねぇ……まあ鳥公がこんなとこまで……)」