Guarigione dell'anima TRE～暗殺チーム～ (ページ10)

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CENTODIECI COUNTDOWN ① ページ10

あと3日で今年も終わる来年は1997年か……

コイツと会ってかれこれ10年は経った

かつてAはこのオレに言った

”あなたは帝王になる”

我がキングクリムゾンの能力を奪い一時的に使ったあの未来予知は確かなものだった

コイツの言うことさえ聞いていれば間違うことなどほとんどなかった

なら、今回も同じく……コイツの言う通りにすればいい

オレはAを組織の参謀として迎え、共に組織を大きくしてきた

”いつか、ワタシも普通に死ぬのか”

ボソリと1度だけ口にしていた一言は間違いなくAの本心だった

消して普通には終わることの無いヤツの願いだった

オレはAを早く愚かなあの父親から離さなくてはと思った

あの男の悪行は裏の世界で有名だ

離せばこのオレの……

「…………そろそろ起きろ、A」

『…………む………ぅ……』

銀色の瞳がおれの方をじっと見つめていた

『…………ふぁあ～～…………寝すぎまし……た？？』

「ああ。もうじき8時だ………」

『！それは……ふぅ……』

「……休めたか？」

溜息をつきながらディアボロはAに問いかけた

『………あ。えぇ、しっかりと。』

「……」

『さて、作戦会議でしょう？？』

「……29日。明日決行だ……」

その夜、2人は念入りにターゲットの確認と作戦の確認をした

全ては組織に対する邪魔者を始末するため

今まで行ってきたことと何ら変わりはしない

これまで通り

いつものように

サクッと終わらせるとしよう

☆☆☆☆☆

ああ！今日もまた月が綺麗だ！！

そう言えば”月が綺麗だ”とはジャッポーネでは”愛している”と同意味らしい！

今度Aに試してみるとしよう……ふふ

「……あ………ぁ……あ………ひっ……」

「さてと、私だって忙しいんだ……無駄な力も使いたくない、さっさと吐露した方が君のためになると思うが……どうかな？」

「わ……わ…………っ…………ひぃいっ」

クロスの前にいるのは縄で縛られ動けなくなったパッショーネの人間だ

「悪い子には神からの天罰が必要だな………？」

ニヤリと薄気味の悪い笑顔をうかべ

十字架に軽く唇を落とした

☆☆☆☆☆

明くる日

『……………』

はぁ。昨日はなんだか寒気がした……

あの寒気の感じは……クロスか………

またろくでもないことしでかしていなければいいのですがね……

『………ん』

1人の男がAの前に現れた

「……」

『……』