Guarigione dell'anima TRE～暗殺チーム～ (ページ11)

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CENTOUNDICI 痛みページ11

ただならぬ何かを感じた

いつぞやに会ったクージョーなんとかって言うアイツと同じ何かを目の前の男から感じた

ボスはここにはいない

今は二手に別れてしまった。だが構わない。あの人の手を煩わせることも無いはずだ

いつものように始末するだけのことだ

人があまりいない場所

相手はあえてそこを狙ったか……まあ途中からついてきてるのは気づいていたけど

『……何か私に用ですか、ずっと着いてきてるみたいだけど』

澄んだ青い瞳は彼をとらえた

「…………ひとつ聞かせて欲しい、A・コゼンティーノ。わたしたちの調査結果から結論付けると君は間違いなく人間じゃあない。吸血鬼だ……なのに、なぜ！なぜ外に！このカンカン照りの中出歩いている！」

『言うことはそれだけ？J・P・ポルナレフ』

「！なぜおれの名を…………」

『…………』

Aは無言のままスタンドを呼んだ

ポルナレフもそれに反応し自らの分身を現した

「少し話してからでもいいかと思っていたが……そっちがやる気ならやるしかないかッ！！」

『……君たちはボスの邪魔だ……今ここで息の根を止めるから、その覚悟を持ってかかってきて』

「ああ！それぐらいのこと、とうの昔に覚悟は決めてるんでなッ！！」

脳裏に蘇る数年前の記憶

かつて仲間たちと共に立ち向かった邪悪の化身

彼女からおどろおどろしさは感じない

だが、どことなく違和感がある

どこだ、その違和感はどこなんだ

何かが違う……いや。吸血鬼がこの天気に出歩いている時点で既におかしい

なら、承太郎が言うように、奴は……自分の娘を……本当に不死にしたのか？

いや、何かしらの弱点があるはず……

「……ッ！！」

レイピアをAの心臓めがけて刺す

『……あぶなーい』

だがAは簡単に避けた

その姿は空を飛ぶ鳥のように

軽やかに

「！………悪いな、おれだって手荒な真似はしたくはなかったんだぜ……」

ポルナレフは追い打ちをかけるようにレイピアでみだれづき放つ

『！……っ』

洗練された剣さばき

最初のうちは避けていたAだが、後半になるとその動きは遅く、焦りを見せた

『……ぐ……っ』

「吸血鬼なら仕方ない……君はあまりにも多くを奪いすぎた！！これ以上君を放置していれば二次的な災害が起きかねない……！」

1発、2発……体に攻撃が当たってくる

この痛みには慣れたはずなのに

重くて、痛くて……痛くて………痛くて…………