仲良しのプロセス ページ6
他人と仲良くなるために必要なプロセスは「相手を知ること」である。と、私は思う。彼女たちを信頼できるように頑張るとは宣言してみたものの、いきなり顔を合わせての食事&質問攻めは引きこもりにはきつい。ちなみに、一緒に食事をすると仲が深まりやすいらしい。その場合、向かい合うよりも横並びのほうがいいのだとか…。
(って、そんなんはどうでも良くて！)
話を戻そう。私は今、質問攻めに遭っている。先程から15分程様々な質問をぶつけられ、私が答え、会話に詰まる。お願いします。もう黙ってくれ。
「Aちゃんは、趣味とかあるの？」
『あ、いえ、特には…。でも、選手たちの映像を見るのは、ちょっと楽しいかも…？です』
と、あまり話題が広がらなさそうな回答をする。ただ、1つ忘れていたことがあった。彼女たちは私を知らない。つまり、私も彼女たちを知らない。
そう、私は忘れていた。“遠坂悠はスポーツトレーナーである”ということを。
「！A、その楽しいって気持ち本当！？」
ハルさんが食いついた。そして、目をキラキラに輝かせてそう言った。
『え？は、はい。…人間観察とか、人間に限らなくても、観察は好きなんです。だから、理科の実験、とか得意だし好きで…』
「へえ、そうなんだ！じゃあさ、今度一緒に選手たいの映像見ない？Aと一緒なら、私1人じゃ気づかないことにも気づけそうだ」
『え、あ、ええと…』
「えーずるい！わたしも一緒に見たいな。ハルさんばっかりAちゃんと仲良くなるのはなんかヤだもん」
Oh…ワターシニキョヒケンナイネ☆
いやふざけてる場合じゃなくて。え、これ本当に拒否権ないんですか。
『わかりました…いいですよ。今日の消灯時間過ぎなら、大丈夫です。情報管理室へ来てください。夕食、ご一緒できて楽しかったです。それでは』
今がこの場から離れるチャンスだと思って食堂を後にする。少食な私は、もともと出される料理の量は少なくしてもらっているので、既に食べ終わっていたのだ。
＊＊＊＊＊
情報管理室まであと数メートルというところで後ろから声をかけられた。
「なあ」
『え。あ、はい？なんでしょうか…』
反射的に振り返るとおんぶをしている(されている)2人組の姿があった。
簡単に突破されたら困ります→←引きこもりSEの自己紹介に需要とは？
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ブックマーク(プロフ) - 最高です！応援してます！ (2023年2月13日 2時) (
レス) @page14 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
るぁ - うぁ好き…夢主ちゃんが凄いのに謙虚だったりほかの二人も性格が良さそうなのがめっちゃ好き…とりあえず付き合ってください（？）今後の展開楽しみです！ (2023年1月30日 19時) (レス) @page9 id: b6e4bb87a9 (このIDを非表示/違反報告)
水晶(プロフ) - うわ、面白い………………！神作品ありがとうございます！！笑応援しています！ (2023年1月20日 20時) (レス) @page6 id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美少女に生まれ変わりたい一重モンスター。 | 作成日時：2023年1月17日 0時
