勝負あり ページ7
「ちょっ、タンマ！！タンマですって！！」
迷いない太刀筋
隙を与えてくれない俊敏な動き
獲物を見るような目。
この間の斬りこみでも見たけど、やっぱこの人はただものではない。
こりゃ私も気合いを入れて打ちかからねば終わらない・・気がする。
防具なんてつけていないけれど、容赦なく竹刀をぶつけてくる様子を見れば、私だって本気で一本取りに行っても良いってことだよね。
竹刀が幾度と交じり合う束の間、一瞬で呼吸を整え――・・
「アイツッ・・目が、」
睨み付けるように沖田さんを見れば、心なしか沖田さんはニヤリと黒く笑った気がした。
パシィンパシィンと、竹刀ありきな音を響かせながら、何度打ち合いを続けただろう。
一向に終わることのない適正調査だか何だかに遂に終止符が打たれた。
＿＿パシィンッ
ほんの一瞬の隙。
ギャラリーにはわからなかっただろう、やり合ってた私たちだけがわかる一瞬の隙。
疲れが生み出した、私の脇腹に沖田さんは容赦なく竹刀を打ち込んだ。
「痛ったぁぁぁぁあッ！！！」
やばいよコレ、肋骨イッたわコレ、痛いわコレ
道場に響く私の悲痛な悲鳴に、いつの間にか数を増やし見入っていた野次馬が緊張紐解かれたように、わっと私の周りに集まる。
「Aちゃんんんん！！！大丈夫かアアア！！！」
脇腹を抑えて屈みこむ私に、近藤さん含めた隊士さん達はオロオロ。
オロオロしてないで救護班呼んできてくれって感じだよ！！
「何やってんだ総悟ォォォ！！防具なしでお前、アホか！？アホなのか！？」
土方さんですらキャラを忘れ沖田さんを怒鳴りつける。
当の本人は全く気にするそぶりも見せず、呑気に口笛なんか吹きやがって
「ってことで、コイツは一番隊配属で」
「は？」
道場を出て行き間際、そんな一言を置いていった・
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神阿(プロフ) - ☆MARIN☆さん» ありがとうございます！！がんばります！！！ (2016年6月15日 20時) (
レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 銀色ミカンさん» お返事遅れてしまってすみませんでした！勿体ないお言葉ありがとうございます！！がんばります！！ (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
☆MARIN☆ - な、何かドキドキする展開になって来ましたね……！ 更新頑張って下さい！！ (2016年6月15日 17時) (レス) id: 8824379efa (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - お初にお目にかかります。この展開、めっちゃいい＾＾面白いです＾＾続きを楽しみにしています。がんばってください。 (2016年6月13日 15時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 奈々恵さん» ありがとうございます！話の内容はもう既に決定しておりますので暫しお待ちを！ (2016年5月22日 17時) (レス) id: 3a209594c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神阿 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/
作成日時：2016年5月1日 21時
