襲撃 ページ44
夕日が差すかぶき町はまだまだ人で賑わっている。
本日も晴天につき、夕方になったとはいえ気温は変わらず暑さに汗が滲む。
｢うちもクールビズするべきですよ！！｣
｢テメェで勝手にしてろィ｣
私は汗だくだというのに、沖田隊長は涼しい顔で暑さを感じさせない。
本当に同じ空間を生きてるのかこの人。
私の隊服は汗でベタベタ。帰ったらお風呂直行だ。
｢お前が巡回にしつこく誘ってきやがったんだろィ。文句言うんじゃねェ｣
｢いや、あれは副長命令何ですってば〜！｣
余程巡回に行きたくなかったのか、屯所を出てしばらく立つというのに未だに文句垂れる沖田隊長。
そりゃ私だって巡回は面倒だし、どっちかって言えば好きではないけれど、炎天下を歩くよりはまだマシだ。
グチグチと隣で文句を言いながら歩く沖田隊長と言い合いをしながら、歩いていた時
それは突然の出来事だった。
｢っ！｣
突如感じたとてつもない殺気に思わず沖田隊長を押しのけ、振り向きざまに刀を抜いた。
キィンという金属音が鳴り響き、先程まで騒がしかった町は一瞬で静寂に包まれた。
あと何秒か遅れていれば、切られていたかもしれない。
刃の方をギロリと睨めばその刀を持った主と目が合い再び固まった。
襲撃というのは初めてではない。
真選組にいれば、よく攘夷浪士に襲撃に合うことなんて珍しくない。
しかし、その刀の主に私も沖田隊長も固まってしまったのだ。
殺気を隠して襲ってきた主は、
｢お姉さんやっぱり凄いや！！｣
年相応の愛想のいい笑みを浮かべた男の子が、スラリと刀を鞘へ収めた。
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神阿(プロフ) - ☆MARIN☆さん» ありがとうございます！！がんばります！！！ (2016年6月15日 20時) (
レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 銀色ミカンさん» お返事遅れてしまってすみませんでした！勿体ないお言葉ありがとうございます！！がんばります！！ (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
☆MARIN☆ - な、何かドキドキする展開になって来ましたね……！ 更新頑張って下さい！！ (2016年6月15日 17時) (レス) id: 8824379efa (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - お初にお目にかかります。この展開、めっちゃいい＾＾面白いです＾＾続きを楽しみにしています。がんばってください。 (2016年6月13日 15時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 奈々恵さん» ありがとうございます！話の内容はもう既に決定しておりますので暫しお待ちを！ (2016年5月22日 17時) (レス) id: 3a209594c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神阿 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/
作成日時：2016年5月1日 21時
