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真選組屯所 ページ5

とりあえず連れてこられたここ、場所は変わって真選組屯所。

厳格な門を潜るのは少し尻込みしてしまいそうだが、

入ってみれば、意外ときれいに整備された普通の長屋って感じだった。


まず初めに通されたのは局長室。

真選組局長であり、私を雇ってくれた近藤さん・・もといゴリラが机を挟んで真ん前に座り、その両隣に土方さんと栗毛くん。

名を沖田さんというらしく、かの有名な一番隊隊長だった。


・・どおりで一太刀があんなにも重いはずだ。



「・・で、近藤さん」



屯所に入って浮足立つ私をよそに、土方さんは煙草を一服しながらその鋭い眼光を局長へ向ける。



「コレはどういうことだ」



ビシッと指をさされたのはもちのろんで私である。



「まあ、こういうことだ」



一般人なら怯んでしまうような土方さんの鋭い眼差しにもガッハッハと笑って凌いでしまう近藤さん、恐るべし。

これが局長たるものの力量というやつなのか。


笑い飛ばしてごまかした近藤さんに、土方さんは呆れたようにため息。

そして、



「近藤さん。ここが女禁制だっつーことは知ってるよな?」

「当たり前だろう、トシ!!俺を誰だと思ってんだ!!」


「なら、この"女"はどういうことだ」

「まあ、こういうことだ!」



完全にかみ合ってない話に、土方さんはついに頭を抱えた。



「なら、聞き方を変えるぞ。・・どういう経緯でこうなったんだ?」

「それはこの前トシ達が斬りこみで出払ってただろ?その時に監察で入隊したいとこの子が来てなァ!
元々監察の仕事をザキ一人でやりくりするには無理があったと思っていたし、剣の太刀筋も文句の付けどころがねェ!!」

「あのな、近藤さん・・もう一度言うが、ここは女禁制でだなァ」



疲れ果てたように繰り返す土方さん。

そして、私を一瞥。

これはこれは嫌な予感。


土方さんから向けられた少し気の毒そうな表情にさらに嫌な予感。



「アンタも悪ィが、入隊の話はなかったことに・・」



ギクッと肩を揺らせば、すぐにその言葉を遮るように声が重なった。




「いーんじゃねェですかィ、入隊しても」

適正調査ってやつ→←は?じゃなくて!



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神阿(プロフ) - ☆MARIN☆さん» ありがとうございます!!がんばります!!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 銀色ミカンさん» お返事遅れてしまってすみませんでした!勿体ないお言葉ありがとうございます!!がんばります!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
☆MARIN☆ - な、何かドキドキする展開になって来ましたね……! 更新頑張って下さい!! (2016年6月15日 17時) (レス) id: 8824379efa (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - お初にお目にかかります。この展開、めっちゃいい^^面白いです^^続きを楽しみにしています。がんばってください。 (2016年6月13日 15時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 奈々恵さん» ありがとうございます!話の内容はもう既に決定しておりますので暫しお待ちを! (2016年5月22日 17時) (レス) id: 3a209594c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神阿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/  
作成日時:2016年5月1日 21時

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