は?じゃなくて! ページ4
辺りを見回せば、私たちが無意味な斬り合いをしている間に、ほとんどの攘夷志士たちは片付いてしまっていたらしい。
血生臭い匂いと、斬られた人達の呻き声の中、私たちもなんとも言えない空気。
「ちょっと〜、酷いじゃないですかぁ、近藤さん!
ちゃんと説明くらいしといてくださいよ〜!」
「いや、話したはずなんだけどなァ・・。まぁ、無事でよかった!!よくやってくれたな、Aちゃん!!」
完全に頭にはてなが舞っている男の子。
私と近藤さんの会話を見て、やっとのことで刀を鞘にしまってくれた。
「近藤さん、こっちは全部終わっ・・、テメェは誰だ」
そして次に現れた切れ目の怖い人。
この人のことくらいは知っている。
鬼の副長と呼ばれる土方さんなのだが、ついずっこけてしまった。
「えっ、近藤さん!!本当に話してくれてなかったんですか!?」
「いや、話した気がするんだけどなぁ・・」
笑顔でごまかす近藤さん。
嘘だ、絶対話してないじゃん、これ。
再び、今度は栗毛のお兄さんから「お前は誰だ」と催促。
「えーっと、初めまして!!ワタクシ今日から真選組観察に就任致しました、AAです!!よろしくおねがいしゃーすっ!!!」
ぺこりとお辞儀をすれば、土方さんと栗毛くんは顔を見合わせ、そして私の顔を見直す。
「は?」
「いや!!!だから、は?じゃなくて!!!!!!」
67人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神阿(プロフ) - ☆MARIN☆さん» ありがとうございます!!がんばります!!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 銀色ミカンさん» お返事遅れてしまってすみませんでした!勿体ないお言葉ありがとうございます!!がんばります!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
☆MARIN☆ - な、何かドキドキする展開になって来ましたね……! 更新頑張って下さい!! (2016年6月15日 17時) (レス) id: 8824379efa (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - お初にお目にかかります。この展開、めっちゃいい^^面白いです^^続きを楽しみにしています。がんばってください。 (2016年6月13日 15時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 奈々恵さん» ありがとうございます!話の内容はもう既に決定しておりますので暫しお待ちを! (2016年5月22日 17時) (レス) id: 3a209594c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神阿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/
作成日時:2016年5月1日 21時