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あと二日遅ければ ページ26

「おい、どういうつもりだ」


早朝呼び出されたのは局長室。

例の如く、近藤さんや土方さん、沖田隊長と山崎さんまでそろい重々しい空気の中そんなことばが放たれた。



「どういうつもりとは?」



軽く声を上げれば瞳孔の開いた鋭い瞳に睨み付けられる。

土方さんは苛立ちを露わにした低い声で言った。



「テメェ、ふざけてんのか」

「ふざけてませんよ」



バンッと机の上に乱暴に置かれた始末書。

しかし、そんなものには目を向けず土方さんににこりとほほ笑むと、ついに胸倉を掴まれた。



「ただでさえテメーは特例だっつっただろう!隊の規律を乱すんじゃねェ!!」

「オイ、トシ!!!」

「単独行動、命令無視、いったいどういうつもりだテメーは!!」



今にも殴りかかってこんとばかりの土方さんをなだめる近藤さん。

沖田隊長は興味なさげで、ザキさんは申し訳なさそうに私の様子を見守っている。



「もしお前があそこで失敗していればッ」

「成功したからいいじゃないですか」

「あ゛あ゛!?」



相変わらず固く握られた胸倉をもつ土方さんの手首を、握り返す。



「土方さん、もし私があそこへ乗り込むのが一日遅ければ、どうなっていたかわかりますか?」






奴らはあの宴会で計画の確認を行っていた。

二日後に起こす大規模テロ。


ターミナルの爆破、なんてのは攘夷志士がらみの事件ではよく名のあがったものだが、奴らの狙いはそれだけではない。

刑務所ないに捕まった同士の解放、および真選組の解散。


二日後には、各星のお偉いさんが何名か集まる会議が開かれる。

それを狙っての犯行だ。

私たちが二日後に動くのは遅すぎる。


物事はことが起こる前に対処しなければ、たくさんの犠牲者を出しかねない。



まっすぐ土方さんの目を見れば、土方さんは舌打ちをして私の胸倉を放した。

私が、乱れた隊服を直した直後、



__ゴツン




沖田隊長から握りしめられた拳が放たれた。

"仲間"→←神妙にお縄に



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神阿(プロフ) - ☆MARIN☆さん» ありがとうございます!!がんばります!!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 銀色ミカンさん» お返事遅れてしまってすみませんでした!勿体ないお言葉ありがとうございます!!がんばります!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
☆MARIN☆ - な、何かドキドキする展開になって来ましたね……! 更新頑張って下さい!! (2016年6月15日 17時) (レス) id: 8824379efa (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - お初にお目にかかります。この展開、めっちゃいい^^面白いです^^続きを楽しみにしています。がんばってください。 (2016年6月13日 15時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 奈々恵さん» ありがとうございます!話の内容はもう既に決定しておりますので暫しお待ちを! (2016年5月22日 17時) (レス) id: 3a209594c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神阿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/  
作成日時:2016年5月1日 21時

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