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狼の群れに子猫一匹 ページ22

「なんでそんなにアンパンもってるアルか?それ一人で全部食べるアルか?ドン引きネ」



神楽ちゃんの辛辣な言葉が、胸にグサグサと突き刺さるが弁解しておきたい。

これはザキさんのだ。

断じて私が食べるわけではない。



「いやだなぁ〜!これ一人で食べるわけないじゃないですか〜!上司がちょっとアンパン好きで」



奥様のようにぺシリぺシリと神楽ちゃんを優しくたたけば、鬱陶しそうに払いながらも「ああ」と納得したような声を上げる。



「アレアルか、ジミー」

「ジミー?」



新しい単語に首を傾げれば、新八くんはすかさず



「山崎さんのことですよ」



解説を入れてくれて納得。

そして、頷けば今度は銀さんが「ん?」と首を傾げた。




「え?お前ジミーの彼女なの?」

「なんのことですか?冗談はそのねじ曲がった頭だけにしてくれませんか?」

「お前俺の天パのことそんな風に思ってたの?」



口元を引くつかせながらもどうにか怒りを耐えているもようの坂田さん。

そして、間髪入れずに神楽ちゃんが言ったのだ。



「だってA、真選組の隊士アル」





少しの沈黙。

クチャクチャと神楽ちゃんの酢昆布を噛む音が流れ、ようやく



「え、えええ!?」



新八くんと坂田さんの声が重なり、店内の視線は一気に私たちに集中した。

しかし、彼ら二人はそんなことに構う暇なく私に詰め寄る。



「え、ええ!?女性の方ですよね!?真選組ィ!?」

「こ、声が大きいですよ!!」

「何?っつーことはあの男所帯にこんな娘っ子いれちまったわけ!?狼の群れに子猫つっこんだみてぇな話じゃねェか!!」

「いや、そいつも十分狼アルよ」



驚く二人に神楽ちゃんはシレッと。

結局収まらない質問の嵐、に行きかう人の視線が気になり



「わ、わかりました!!ちょっと外で話しましょう!!」



仕方なく、そう提案した。

職務諸バレ→←こんにちは神楽ちゃん



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神阿(プロフ) - ☆MARIN☆さん» ありがとうございます!!がんばります!!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 銀色ミカンさん» お返事遅れてしまってすみませんでした!勿体ないお言葉ありがとうございます!!がんばります!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
☆MARIN☆ - な、何かドキドキする展開になって来ましたね……! 更新頑張って下さい!! (2016年6月15日 17時) (レス) id: 8824379efa (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - お初にお目にかかります。この展開、めっちゃいい^^面白いです^^続きを楽しみにしています。がんばってください。 (2016年6月13日 15時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 奈々恵さん» ありがとうございます!話の内容はもう既に決定しておりますので暫しお待ちを! (2016年5月22日 17時) (レス) id: 3a209594c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神阿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/  
作成日時:2016年5月1日 21時

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