【銀魂】 武士は食わねど高楊枝

開幕早々非常事態 ページ3

即座に始まった斬り合いに、私、味方である真選組から狙われてます！

可笑しいよね、この事態！！


ここ突き止めたの私なんだけどね！！

あ、まだ真選組に顔出したことないから皆さん私のこと知らないのかな！！



「え、ちょっ近藤さん！？！？ひどくないですかそれ！！！」

「なに言ってんでィ」



嘆き悲しもうとしたところ、邪魔が入りました。

思いっきり振り上げられた刃に、私は鞘から刀を抜かずに応戦・・いや、味方なんですけどォォォォオ！！



「刀抜かねェた、随分余裕みてェですねィ。殺気も爆弾斬っちまいやすし・・アンタ、何者でィ」



口角をニヤリと吊り上げてベラベラ喋りながらも刀を振るう手を休めない、栗毛のお兄さん。

いや、貴方噛まないの！？器用なの！？しかも容赦なしかい！


しかもこのお兄さん、かなり腕が経つようで刀を受ける腕が軋む。

こりゃ一瞬でも気を抜いたら真っ二つ不可避だ。何度も言うけど、私は味方なんだけどね！！



そんな私たち二人の乱闘が目に入ったのか、すっ飛んできたゴリラが一匹。



「ちょ、総悟ォォォオ！？！？何やってんのォォォォオ！？」

「何って、近藤さん。斬り合いでさァ」

「斬り合いでさァ・・じゃなくてストップストオオオオップ！！！！



その子、味方だからァ！！！今月うちに入った新人ンンンン！！！！」



その声を聞き、ピタリと彼の動きが止まる。

それに合わせ、私もブンブンと首を縦に振った。



「味方です！！私味方です！！！！」

「・・は？」

「いや、は？じゃなくて！！！！」

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