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潜入捜査じゃないなんて ページ19

「ええ!?こんな遠くから監察なんですか!?!?」

「今回は潜入捜査じゃないからね」



副長に渡された住所の元へ足を運べば、それなりにきれいなアパートの一室。

そこで私は驚愕の声を漏らした。



「うわ・・がっかりですー!」

「ええ!?あんなところに潜入する気でいたの!?」

「そりゃそうじゃないですか!」



ザキさんがあんな所、というのも無理はない。

過激攘夷浪士は、やることが派手な分私たちの様な警察組織にはすっごく警戒している。

潜入して分が悪くなるのはやはり、こっち側なのだけれども・・



「効率悪くないですか?」

「見つかって人質に取られるよりマシだよ」



ザキさんの意見に一つため息。

予定を変更する気はないらしい。


私だって、潜入捜査したい気持ちは山々だけど、この前みたいな反省文はもうまっぴら御免被るし、ここはおとなしく上司の言うことに従うしかない。



「目に見えてがっかりしないでよ」

「だってー」



それでもやっぱり、モチベーション的にはだだ下がり

ついでにテンションも。



「まあ、今回は副長たちの指示に従おう。・・そう言えばAさん、俺たちと初めて出会ったときも潜入捜査してたんだよね?」

「ああ、アレですか?・・そうですね!」



アレというのは、勿論※プロローグ参照



「いや、どんなところで手抜いてんの!?」



そんな山崎さんの突っ込みはスルーしつつ、



「それがどうしたんですか?」



話しに戻せば、山崎さんはゴホンと仕切りなおすようにため息



「なんでAさん一人であんな所に潜入してたの?」

「うーん・・。多分、入隊試験みたいなもんだったんだと思いますよ?」



詳しい近藤さんの意図はわからないけど、近藤さんに拾ってもらうとき必ず役に立ちますと宣言し、命じられたのが攘夷浪士の居場所を掴むこと。

そして、お縄に着かせるまでの補佐。


結局、私的には入隊試験はアレだけだと思ってたんだけど、沖田隊長の意向で勝手に二度目の入隊試験が行われてしまったわけだけれども。



「よくバレなかったね?」

「ナメてんですか?」

「いや、そういうことじゃなくって!!」



眉間に皺を寄せれば慌てて弁解するザキさん。



「女の子ってだけで不利になるんじゃないの?」

「そんなの簡単ですよ。にこにこしながら近づいていくだけです」

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神阿(プロフ) - ☆MARIN☆さん» ありがとうございます!!がんばります!!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 銀色ミカンさん» お返事遅れてしまってすみませんでした!勿体ないお言葉ありがとうございます!!がんばります!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
☆MARIN☆ - な、何かドキドキする展開になって来ましたね……! 更新頑張って下さい!! (2016年6月15日 17時) (レス) id: 8824379efa (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - お初にお目にかかります。この展開、めっちゃいい^^面白いです^^続きを楽しみにしています。がんばってください。 (2016年6月13日 15時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 奈々恵さん» ありがとうございます!話の内容はもう既に決定しておりますので暫しお待ちを! (2016年5月22日 17時) (レス) id: 3a209594c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神阿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/  
作成日時:2016年5月1日 21時

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