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「…その、鏡の間ッてのは」
「貴方が目覚めた沢山の扉が並んでいた部屋ですよ。この学園に入学する生徒は、全てあの扉をくぐってこの学園へやってくるのです」
「通常、特殊な鍵で扉を開くまで生徒は目覚めないはずなんですが…」と言うその人物の言葉に苦笑した。無理やり炎で開けられてしまったな、と。
「…おっと!長話をしている場合ではありませんでした。早くしないと入学式が終わってしまう。さあさあ、行きますよ」
「その前に、手前の名前と此処の事を教えて欲しいンだ」
「おや?君、まだ意識がはっきりしてないんですか?空間転移魔法の影響で記憶が混乱してるんですかねぇ…まあいいでしょう。よくある事です」
「では、歩きながら説明してさしあげます。私、優しいので」と、その人物は案内し始めた。
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中庭のような場所で歩きながら説明を聞く。
「ごほん。此処は『ナイトレイブンカレッジ』。世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まる、ツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です」
聞いた事のない地名に魔法なんて単語が出てきた為、何でもありだなとため息をつきたくなった。
その様子に相手は気づいていないのか、話を進める。
「そして私は、理事長よりこの学園を預かる校長、ディア・クロウリーと申します」
名前を素直に言ったり、敵意を感じる事はない為一安心する。
その後、この学園は「闇の鏡」と言うものに選ばれた者しか入れない事、選ばれた者は「扉」を使って世界中から呼び寄せられる事、生徒になる者には黒い馬車が迎えに来る事…等、様々な事を親切に教えてもらった。
「さっ、入学式に行きますよ」
「あ、あァ」
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雪見だいふく - ちゅやかっこえぇ┏( ^ω^ )┛ (2021年10月24日 22時) (レス) @page41 id: 7c6b1438f9 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き!!(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください!! (2020年10月6日 0時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - やばい。面白すぎます!続きがめちゃくちゃ気になります!こんな感じの話を求めてました!応援してます!無理はしないでくださいね。 (2020年9月19日 22時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
死の林檎@Get along同盟???????(プロフ) - ぎゃあァァァァァ(((うるせェよ ktkr(^q^) ファンです!!頑張って下さい!応援しています!一生ついていきます!!! (2020年7月6日 16時) (レス) id: 6c1b6d3d5d (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 仁兎さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2020年7月5日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年5月11日 12時