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クロウリーの言っていたメインストリートらしき処へと来た。


「ふわぁ〜…スゲーんだゾ。此処がメインストリートか」


「そうみてェだな」


「昨日は見てなかったけど、この石像は誰だ?7つあるけど、なんか皆怖い顔。このおばちゃんなんか、特に偉そうなんだゾ」


グリムの言う石像を見る。確かに正義のヒーローと言うよりかは、悪役のような顔をしている。

すると、後ろから声をかけられた。


「ハートの女王を知らねーの?」


「ハートの女王?偉い人なのか?」


明るい茶髪に赤みの入った目。目元にハートのマークがついている少年だ。(皮肉な事に自分より背が高い)

少年はグリムに向けて話を進める。


「昔、薔薇の迷宮に住んでた女王だよ」


その後、ハートの女王の性格の厳格さ等を語られる。規律を破ったら首打ちなのは、守らなかった奴のせいだとも思うが…きっと余程厳しい規律だったんだろうという事にした。


「こ、こえーんだゾ!」


「クールじゃん。俺は好き。だって、優しいだけの女王なんて、皆従わないだろ?」


その言葉に少し納得がいく。少なくとも、厳しさを持っていない組織のトップなんて、誰もついていきやしないからだ。

少年が好きだと言う理由もよくわかる。


「確かに、リーダーは強い方がいいんだゾ。って言うか、オマエは誰だ?」


グリムがそう尋ねれば、少年は笑顔で応えた。


「オレはエース、今日からピカピカの一年生。どーぞヨロシク!」


「(胡散臭い顔……って16の奴に失礼か?)」


自分の元相棒も貼り付けた笑みで息をするように人を騙す最低だった為、多少怪しんでしまう癖が自分にはあった。

それでも少年、エースの笑顔は怪しい。

一応警戒心を持って見ていれば、一方警戒心が全くないグリムが名乗った。


「オレ様はグリム!大魔法士になる予定の天才だゾ。こっちのムスッとした顔のは中也。オレ様の子分なんだゾ」


「子分じゃねェだろ」


「中也?珍しい響きの名前だな」


「まァ……遠くから来た」


「へぇ…」


裏のありそうな笑みでそう返される。グリムはそれを遮るかのように「なあなあエース」と話しかけた。

そして、7つの像全ての解説をエースから聞いて、グリムは満足そうに笑った。

俺は少し遠巻きに見ているのみだ。

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雪見だいふく - ちゅやかっこえぇ┏( ^ω^ )┛ (2021年10月24日 22時) (レス) @page41 id: 7c6b1438f9 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き!!(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください!! (2020年10月6日 0時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - やばい。面白すぎます!続きがめちゃくちゃ気になります!こんな感じの話を求めてました!応援してます!無理はしないでくださいね。 (2020年9月19日 22時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
死の林檎@Get along同盟???????(プロフ) - ぎゃあァァァァァ(((うるせェよ ktkr(^q^) ファンです!!頑張って下さい!応援しています!一生ついていきます!!! (2020年7月6日 16時) (レス) id: 6c1b6d3d5d (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 仁兎さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2020年7月5日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年5月11日 12時

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