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「……は?猛獣?」


思わず三馬鹿を指さしてそう言ってしまった。三馬鹿も「はぁ!?」と言いたげな顔だ。


「ナイトレイブンカレッジの生徒達は皆、闇の鏡に選ばれた優秀な魔法士の卵です。しかし、優秀な故にプライドが高く我も強く、他者と協力しようと言う考えを微塵も持たない個人主義且つ自己中心的な者が多い」


「めちゃくちゃ自分の生徒の悪口を言ってンじゃねェか」


「殆どいい事言ってねーんだゾ」


クロウリーの台詞にグリムと自分は呆れる。

それを気にせずクロウリーは続けた。


「貴方は魔法と言う概念の無い場所から来ています。ですが、だからこそ魔法を使える者同士をこうして協力させることが出来た。きっと、貴方のような周りを見れる人間こそが、この学園には必要だったのです!」


「此奴だけ褒めるじゃん…」


「貴方は間違いなく、この学園の未来に必要な人材となるでしょう。私の教育者のカンがそう言っています」


“この学園の未来”と言う言葉に、少しドキリとした。

俺は、この先もこの学園に居ることになるのだろうか。


「トラッポラ君、スペード君。2人の退学を免除すると共に─────いよいよ貴方に、ナイトレイブンカレッジの特待生として学園に通う資格も与えます!」


そう、クロウリーは宣言した。「えぇっ!?」と三馬鹿は驚く。


「……ち、中也がついに特待生になっちまったんだゾ!」


「すげーじゃん!」


「流石だな」


賞賛されるも、普通の生徒と特待生の差がよく分からずピンと来ない。


「…ッと…いいのか?」


「ええ、何せ私、とびきり優しいので。ですが、一つだけ条件があります」


そこまで言って、クロウリーはグリムにも話す。


「グリム君。君は今日、魔法士として十分な才能を持っている事を私に証明しました。よって、中也君となら、この学園の生徒としてナイトレイブンカレッジの在籍を認めます」


「ふな゛っ!?オ……オレ様も、この学園に通えるのか…?雑用係じゃなく、生徒として?」


「はい。ただし!昨日のような騒ぎは二度と起こさないように!いいですね?」


念を押して言うクロウリーが言うも、グリムには感動の方が大きい。


「ふな…ふなぁ……中也、オレ様…」


「ハイハイ、良かったな」


「……ふなぁ〜!やったんだゾ!」


喜ぶグリムは此方としても見ていて嬉しい。

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雪見だいふく - ちゅやかっこえぇ┏( ^ω^ )┛ (2021年10月24日 22時) (レス) @page41 id: 7c6b1438f9 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き!!(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください!! (2020年10月6日 0時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - やばい。面白すぎます!続きがめちゃくちゃ気になります!こんな感じの話を求めてました!応援してます!無理はしないでくださいね。 (2020年9月19日 22時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
死の林檎@Get along同盟???????(プロフ) - ぎゃあァァァァァ(((うるせェよ ktkr(^q^) ファンです!!頑張って下さい!応援しています!一生ついていきます!!! (2020年7月6日 16時) (レス) id: 6c1b6d3d5d (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 仁兎さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2020年7月5日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年5月11日 12時

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