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「エッ!?本当に魔法石を探しにドワーフ鉱山へ行ったんですか!?」


「へっ?」


鏡の間に響くクロウリーの言葉に、三馬鹿は声を上げた。


「いやぁ、真逆本当に行くなんて…しかも魔法石を持って帰ってくるなんて思っていませんでした」


今更になって思った。そりゃ自分で優しいと連呼してたら行っていいなんて大真面目に言わねェよな、と。


「粛々と、退学手続きを進めてしまっていましたよ」


「んがっ!なんて野郎なんだゾ!オレ様達がとんでもねーバケモノと戦ってる時に!」


グリムの言葉に、クロウリーが「バケモノ?」と首を傾げる。


「モンスターが出てきたんすよ。ほんと、めっちゃエグいわ強いわで大変だったんすけど!?」


「……詳しく話を聞かせてもらえますか?」


クロウリーはそう言って、学園長室に自分達を案内した。

















「……ほほぅ。炭鉱に住み着いた謎のモンスター。それを4人で協力して倒し、魔法石を手に入れて学園に戻ってきたと?」


説明を終え、大まかな流れをまとめてクロウリーが言った。

その言葉を否定するエースとデュース。


「や、協力したっつーか…」


「たまたま目的が一致したと言うか…」


すると、何やら言葉を発し始めるクロウリー。


「お…おお……おおお…!お〜ん!!」


いや、訂正しよう。泣き始めた。


「なんだコイツ!いい大人が突然泣き出したんだゾ!?」


「この私が学園長を務めて早ン十年…ナイトレイブンカレッジ生同士が手と手を取り合って敵に立ち向かい打ち勝つ日がくるなんて!」


「んなっ!?僕は此奴と手なんか繋いでいません!」


「オレだってヤだよ気持ちわりーな!つーか学園長、歳いくつ!?」


「手前ら地味に話が噛み合ってねェな」


そんな事は大したことじゃないのか、クロウリーは言葉を紡ぐ。


「私は今、猛烈に感動しています。今回の件で確信しました。中也君、貴方には間違いなく猛獣使い的才能がある!」

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雪見だいふく - ちゅやかっこえぇ┏( ^ω^ )┛ (2021年10月24日 22時) (レス) @page41 id: 7c6b1438f9 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き!!(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください!! (2020年10月6日 0時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - やばい。面白すぎます!続きがめちゃくちゃ気になります!こんな感じの話を求めてました!応援してます!無理はしないでくださいね。 (2020年9月19日 22時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
死の林檎@Get along同盟???????(プロフ) - ぎゃあァァァァァ(((うるせェよ ktkr(^q^) ファンです!!頑張って下さい!応援しています!一生ついていきます!!! (2020年7月6日 16時) (レス) id: 6c1b6d3d5d (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 仁兎さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2020年7月5日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年5月11日 12時

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