幸せになるまでのお話

もう終わろうか ページ38

分かってる、私だって分かってるんだ

私が皆を信じてないから戻れないんだって事を

中也の家から出る前云ってた

中原 「Aが笑みを出し方を忘れたのはお前が『仲間を信じる』と云う鍵を捨ててしまったからだ」ってね

そんなのとっくの前に気付いてたっ

中原 『怖い怖くない抜きで答えろよ、お前は探偵社に帰りたいのか？』

私の中の中也が話し掛けてきた。

そんなの勿論帰りたいに決まってる

探偵社の皆はもう私を言葉で傷付けたりしないって分かってる

後は私次第って分かってるんだっ！

だけどっ・・・

僕 『帰ろうなんて莫迦な事思うなよ』

僕 『彼奴等はきっとお前に又酷い扱いをする』

此奴がっ・・・！

ううん、もう逃げるのは止めようっ

この子は私の一部だ。

帰りたくないって思っている私の一部だ。

中島 「Aさん！」

嗚呼、今日も来た。

そろそろ体力も限界に近いからね

さあ、もう終わりにしよう

僕 『もう善いのかい？』

嗚呼、今まで有り難う！

今はゆっくり休んでね！！

そう云うと僕は私の中に入って私と一体になった。

だって僕は私の一部だから！

消えちゃいけないんだよ！！


消えたら私という『真神A』は不完全な存在になってしまう

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