検索窓
今日:19 hit、昨日:28 hit、合計:7,031 hit

百二十話 ページ20

〜福沢〜



またもAが斜め上の発想をしていた


よりによってメイド服か



可愛く着こなすだろうが、それを森医師と買いに行って欲しくはなかった



Aがどこにも行かないよう、社に戻るときも抱き上げたまま


「しゃちょ?」


福沢「Aの客が待っている。急いで帰ろう」


「う?……ん!」


ギュッとしがみつくAの頭を一度だけ撫でて、少し急ぐ



安吾「Aさん。おかえりなさい」


特務課の坂口くんは仕事が一段落したと、Aを訪ねてきた


その手には高級洋菓子店の紙袋を持って


安吾「遅くなって申し訳ありません。こちら、バレンタインのお返しです」


「しゃちょ。貰った」


福沢「あぁ、良かったな」


「ん」


紙袋は案外、底が深く中を取り出すのも一苦労

やっとの思いで取り出し、卵糖と書かれた包みに90度近く首を傾げる


福沢「カステラだ。A」


「カステラ……。開けていい?」


福沢「あぁ」


一つずつ包装されているため、開けてもすぐ食べ切らなける必要もない


「しゃちょ。あげる」


不慣れな手付きで開封されたカステラを私に渡して、Aは包みを食べようとするから取り上げ、半分に割って食べさせる

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

←百十九話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
設定タグ:福沢諭吉 , 文豪ストレイドッグス , 幼女   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まゆ | 作成日時:2024年2月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。