4 ページ7
________________
__________
____
中に居るのは6人程度。小規模な会社みたいだ。
『武装探偵社』
?「はいはい皆さん御注目〜!お客さんだよ」
自己紹介もしないナンパ男にちょこちょこ付いてきてしまった・・・
帰らなくては。時間も過ぎている。
A「あの私、」
?「名前?知ってるよ?桜 Aでしょ?」
何で知っている。
しかも違うんだ。自己紹介をしたかった訳じゃ。
A「あの私、用事が!」
帰らなくちゃ。
?「え?用事?ここ以外に?勿体無いよ!
その麗しい容姿を生かして此処に勤めようよ!」
A「あの、私」
かちゃかちゃと奥から音がする。
長身の男がお茶を運んで来たようだ。見ると盆の上にティーカップが二つ。
?「落ち着いて、ほらこのむっつりスケベが国木田君」
国木田「なにがむっつりスケベだそれが上司に対する態度か!」
?「やだなぁそんなんじゃ血圧上がっちゃうよぉ?ト●ホ飲もう?」
国木田「それも・・・そうだな」
なんだこの二人。
国木田「ほら太宰・・・お前も名乗れ怪しんでるだろう」
?「え?だって個人情報は知らない人に教えちゃダメってお母さんに教わったんだもん」
国木田「お前・・・!!!!人の名前言っておいて・・・!!」
なんだこのカオスな状況・・・あの非常識なナンパ野郎は太宰と言うようだ・・・
『太宰』・・・中也が酔いつぶれると毎回言う言葉。成る程ね、敵さんってこの人か。
A「あの・・・太宰さん?私が来るべき場所は此処であって居るんですね?」
太宰はあのクソ野郎に話は聞いてるよ、と笑う。
「貴女相当強いらしいね・・・即戦力になれる自信は如何に?」
私はようやく分かった。
「はい、弱くは無いと自負しています」
なるほど、確かに此処は私の居場所なのかもしれない。
太宰はへにゃんと笑った。良い心得だ、と言ったようだった。
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
望々 - 星空あんこさん» あんこ〜覚えてるかな(5年振りで草)久々に覗いてみちゃった笑なんか懐かしすぎる、( ; ; )♡また話したいよね!あんこが何かのきっかけで読んでくれますように( ˆ ˆ )/♡ (2021年12月11日 22時) (レス) id: 3b80d38f45 (このIDを非表示/違反報告)
るりるり# - わー!面白かったです!更新頑張ってください♪この作品ってギャグですか?もし恋愛なら中也落ちがいいなー……なんて。 (2016年10月27日 21時) (レス) id: e07374d69a (このIDを非表示/違反報告)
星空あんこ(プロフ) - のの!?ののなの!?久し振り!!!わざわざありがとう…っ!久し振り過ぎて泣いちゃいそう!また話そうよ! (2016年6月27日 2時) (レス) id: 51c1d7ca6a (このIDを非表示/違反報告)
望々 - 初コメ失礼します・・・!あんこさんの小説大好きです( *´艸`)カゲプロの時から応援しています!!これからも頑張って下さい!楽しみにしています(*‘∀‘)。 (2016年6月11日 16時) (レス) id: 5f89b179cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ