*友達なんて*２【御幸一也】

STORY 47 ページ7

朝…


俺は早く起きて朝飯の支度…




いつも朝早く起きれないのだが今日は目が覚めた




手早く野菜炒めと味噌汁を作っていく



「よし、できた」



味見もしたし完璧だな


日波を起こそうとしたがまだ時刻は4時30分…


早すぎたなw



すると…





ガチャ…





ドアの開く音がした


だ、誰か来た⁉


え、怖いんですけど…



もし、泥棒とかだったら…！



味噌汁の鍋に入っていたオタマと、切りの残ったネギの頭の部分を持ち構えた…



もうすぐ来る…




？「ただいま〜、う〜んいい匂い〜！……っ⁈」


「っ…」


？「だ、誰…？」




なんだろう…めっちゃ綺麗なんですけど……///

って、そんな事考えてる場合じゃねぇ！




「そっちこそ…誰ですか？」


？「ど、泥棒⁈」


「違います！日波の…」




日波のなんだ？友達か？

でも、あいつからしてみれば俺は友達じゃない…

なんて答えればいいんだ…




？「Aの…？」


「知り合いです…」


？「やっぱ泥棒なんじゃ！」


「違うって言ってるじゃないっすか！」




あれ、この人…泥棒じゃない⁈

普通にただいまって入って来て普通に日波の下の名前呼んで…



ストーカー⁈…なわけないよな、女の人だし…



母「私はAの母親です」


「母親…って、えっ⁈母親⁈」


母「そう！Aの親よ！」




まじかーい！ΣL(ﾟ∀ﾟL)


そういえば、夜働いて朝帰って来るって…


それに…顔が似てる……///




「た、大変申し訳ございませんでしたぁ！」



俺は必死に土下座した



母「そ、そんなに謝らないでよ…なにも悪い事してないじゃない！」


「いや、しました…親だと知らずに泥棒扱いしてしまって…」


母「そりゃあ、あったことないんだから仕方ない事だよ！」



それから数十分…俺はひたすら謝り続けた…

STORY 48→←STORY 46

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す