*友達なんて*２【御幸一也】

STORY 82 ページ43

そして、強化合宿が始まった




「ほら、どうした！もっと足を動かせ！！」


「そんなんでへばってんじゃねぇーぞ！！」




すごいな……みんな…


三年生はみんなきつい練習に耐え、二年生も疲れながらもついていけてる


一年生は……もう倒れてるやつが数人…




私は練習後、みんなが食べるおにぎりや唐揚げなどを作っている




梅「あんた、おにぎり作んの上手いなぁ！」


貴「本当だ！私達最初はぐちゃぐちゃだったのに」


吉「どうしたらそんなに綺麗なおにぎりができるんですか？」


夏「教えて教えて！」


『…』




四人に話しかけられ、戸惑ってしまった




『普通に…握れば……できる…はず……多分…』


梅「多分ってなんだよw」




それにしてもすごい量だ……何個あるんだろう？


唐揚げも数えられない程の数だ




そろそろ練習が終わる




貴「じゃあ、持っていこうか！」


梅「春乃！あんたは持っちゃだめ！」


夏「落としちゃうかもしれないからね」


吉「はい！」




みんなでグラウンドに持っていくと…




「はぁ…はぁ…」


「お、終わった…」


「疲れた…」




みんな倒れていた




貴「みんな〜！おにぎりあるよ〜！！」


「やったぁ！」


「マネージャーが作るやつ美味いんだよなぁ！」


梅「どんどん食べてね！」


御「ん？これ、めっちゃ綺麗…」


夏「それはAが作ったやつだよ」


御「日波が？」


『なんだよ…』


御「いや、意外…」


『あっそ』




意外で悪かったな、私だっておにぎりぐらい作れるわい(´・∀・｀)


みんな食べ終え…


風呂に行く



強化合宿の時はマネージャーは泊まりらしい…

まぁ、帰ってもいいみたいだけど


私は…泊まることにした。



部屋は一人部屋



基本一人部屋っぽいけど四人は一緒に寝るらしい


私も誘われたけど断った


少し恐怖があったから



中本の様にいきなり殴りに来たらって考えて…

絶対この人達はしないけど…無理だった……

自分に勝てなかった…ごめんなさい



全員風呂に入ったのでマネージャーが風呂に入る番



脱衣所で服を脱いだ



四人「っ⁈」


『…』



あ、アザだらけだ……めっちゃびっくりされてる…



貴「酷いアザ…」


『気にしないでください、いつもなんで』


梅「喧嘩？」


『うん、よく絡まれるから』


梅「そう…」




心配してくれたんだ…ありがとう


その時胸がポカポカした気がした

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