*友達なんて* 【御幸一也】

STORY 9 ページ10

あいつらから話しかけられて無視を続けて6日たった


そして今日も…



無視をしようと…



したのに…




御「日波、おはよ」


ぽんっと頭に手をあてられた




突然でびっくりした…


思わず御幸の方を見てしまった


今まで目を合わせなかったのに！




向こうはニッと笑っていた



負けた…



『…おはよ』



言っちゃったよねw




そんで倉持もしてきたから無視した


そしたら顔をガシッて…掴まれた……



もうなんなんだよこいつら！



『…おはよ！』




ぁあ〜もう、関わりたくない！


めんどくさい！



はぁ…




先生「日波さん86ページの2段落目読んで」


あ、教科書忘れた…


どうしよう…




すると隣から


スッ…



私の目の前に教科書が現れた




うぅ…こいつに借りるとは…


無言で受け取り



読んだ




休み時間


『さっきは…ありがと』


御「おう！気にすんな！」


『…』


御「あ、でも貸してやったからなんかしてもらお〜w」


『はぁ⁈やだ！』


御「だって俺が教科書貸さなきゃお前借りるやついねぇ〜だろ？w」



こいつ…！



御「唯一の友達なんだからさ！w」


『私はお前といつ友達になったんだよ！』


御「知らねぇ〜w」




ぶん殴りてぇ…




御「これからもよろしくな、友達〜w」



そう言って肩を組んできた




『触んな…』


御幸の腕をはらい



教室を出た







なにが友達だ…





友達なんて…





『友達じゃない…』




あんなのただの言葉だけ…

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