*友達なんて* 【御幸一也】

STORY 18 ページ19

放課後いつものように屋上にいた



中「日波」



ぁあ〜聞き覚えのある声が…


中本だ…



『…』



無視した



中「無視すんな」


『はぁ…なに？』


中「御幸くんと倉持くんに関わらないで」


『関わってるつもりないんだけど』


中「嘘つかないで、じゃあなんであんなに話しかけられてんのよ」


『知らないよ、向こうが勝手に言ってきてんだから』


中「とにかくこれ以上2人に関わらないで」




そう言って中本は屋上を出ていった


こっちだってあの2人と関わりたくねぇ〜よ


もちろん、みんなとも関わりたくない





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片岡「今から20分間休憩だ」



やったぁ〜！



「倉持〜ちょっと女子野球部見に行こうぜ！」


倉「ぁあ？一人で行けよ」


「やった！よし、行こう！」


倉「おい！一言もそんな事言ってねぇ〜ぞ！」



とか言いつつも来てるw



「ぉお〜やってるやってる」


倉「あ、中本投げてんじゃん」


「本当だ」



球は早く変化球も完璧だった



「可愛いな…」


倉「お前…それ目当てかよwそろそろ時間だから帰んぞ」




いや、そういうわけじゃない…


学校以外ではどんな感じなんだろうって思っただけ…


学校と変わんなかった



女子野球部のグラウンドを後にしようとした時




「日波だ…」


倉「今帰りかよw」




鞄をぶらぶら揺らし、あくびをしながら歩いてる日波がいた


時刻は6時


遅いなw




「日波〜！じゃあなぁ〜！」




遠かったからデカイ声で言った

が…




『…』




無視された

一度もこちらを見ずに…

いつもならチラ見はしてくれんのに…




倉「聞こえなかったのか？」


「いや、絶対聞こえてた」




あくびが途中で止まったし絶対聞こえてた…

なんかあったのか？





中「ふふふ…」

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