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『な、何で、太宰さんが……』
太「海に向かっていくAが見えたのだよ。」
『……何で、助けたんです…か?』
私は視線を逸らした。
まだ許された訳じゃない。
太「…助けるに決まっているだろう。
まだ謝ってもいないし、
伝えてもいない。」
『…何を、ですか…?』
太宰さんの目が、また私をしっかりと捉える。
太「……織田作が、頼んでいたのだよね。私のために。」
―――俺はこれから死ぬだろう。
お前なら、異能を使って助けようとするはずだ。
でも、それはしなくていい。
俺の覚悟は決まったからだ。
……あとは―――
「太宰の事、頼んだぞ。」
織田作はいつもそうだった。
『……っ…あっちの世界で、太宰さんによろしくと伝えてと言われました…っ』
太「泣かないでおくれよ。
…織田作に、かい?」
『…はい』
そうか、と穏やかに笑う太宰さん。
…織田作、ありがとう。
→
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きーぼう。(プロフ) - レイラさん» わわ、超絶面白いなんて...!ありがとうございますっ!頑張ります(。・ω・。) (2017年1月6日 9時) (レス) id: 2bc3457806 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 超絶面白いです!!更新頑張ってください!! (2017年1月5日 23時) (レス) id: fb73011530 (このIDを非表示/違反報告)
きーぼう。(プロフ) - 雨さん» ありです(●´ω`●)僕もちょくちょく見に行くねぇ。お互い更新頑張りましょっ。 (2017年1月5日 17時) (レス) id: 2bc3457806 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - きーぼうさんらしい作品で落ち着いてるね。文が簡潔で分かりやすいのは流石だと思います。此からも此方に顔出すんで、更新頑張ってくださいな (2017年1月5日 14時) (レス) id: c5b0bdb13f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きーぼう。* x他1人 | 作成日時:2017年1月2日 21時