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愛ト狂気ハ紙一重 太宰治*ちょいヤンデレ ページ3

「…っ……苦しっ…っはぁ…はぁ…首…ッ離し、てぇッ…!」



『ふふっ、その表情そそるねぇ…』



彼は加虐癖がある。


いつも心中どうのこうのと言っているが、私に対してのそれは完璧に一方的な『殺意』



付き合って捷の頃は毎日心中心中言われてうんざりしていたが、今思うとあの頃は幸せだった。

首に添えられた手の力がフッと緩み、器官に冷たい空気が流れ込む。


喉を刃物で突かれたような苦しさに、ゲホゲホと咳込んだ。


「…ねぇ、私のこと嫌い?」


彼の手の跡が残った首筋を摩りながら問う。



前から気になっていたのだ。


もしかしたら彼は私を愛していないのではないか。


むしろ、殺してしまいたい位嫌っているのでは、と。




『…なんで?』



バサり。

コートを羽織りながら、彼は心底不思議そうに振り返った。

「なんで、って、前はこんなこと…」



気まずくて視線を逸らすと、クツクツと彼が笑う。



『莫迦だなぁ、貴女は。』



顎に手を添え、クイッと持ち上げられる。



『愛も殺意も、同じでしょう?』




そう言ってチュッと軽く唇に熱を落とすから、私はまた、貴方が解らない。



「…そうね」



ただ、1つハッキリしていること。



きっと、私はこの悪魔のような男から一生離れる事はできない。

キスマークと甘い痺れと帽子君 中原中也→←二度目は…! 中原中也



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うい - 中也カッコイイ…///確かに、中也は、虫刺されとキスマーク間違えそうですね…!!w面白いです!更新ファイトです! (2016年9月11日 21時) (レス) id: 5c60f6df79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音星 奏葉 | 作成日時:2016年9月4日 12時

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