だざむふぁんやつがれくんと ハグしないと出られない部屋 ページ9
寒い。とてつもない寒さが私を歓迎してくれている。不思議と嬉しくはないけど
最近爪先が保冷剤といい勝負できるくらい冷たいよなぁ、なんてのは今どうでもいい
…どうでもいいとは言ったものの、確かに寒い。だから、最近は暖房をいれているのだ。
電気代をケチる私が暖房をつけるしかないなんていう屈辱的な冬。早く終われ切実に
また逸れた。それよりも考えたいのは
『今回のお相手だよなぁ』
もう説明は不要。悪魔の部屋に監 禁されております
辺りを見渡せば親の顔より見た気がする白い床と壁に光が反射した真っ白な世界。キレイデスネ
…真っ白の中に黒い物体が倒れている。色味のせいか、なんだか部屋からも嫌がられていそう
あのままにしておくのは流石に気が引けるので、手を暖めながら真っ黒に駆け寄った
『もしもし、大丈夫そうですかー』
う…と唸り声をあげながら立ち上がろうとする真っ黒(呼び方は固定、気に入っちゃった)
「うるさい…僕に構うな、失せろ」
『失せたい気持ちは山々なんですけど、監 禁なうです』
「…」
親切な美少女私が善意で真実を教えると、信じられないとでも言いたげな目でこちらを睨む真っ黒
いやね、嘘は良くない、うん。
「…嘘なら承知しない」
『うんうん、嘘ついてないからいくらでも約束します』
またこちらを睨む真っ黒。やだなぁホント、私を疑うなんて
「お前、此処から抜け出す算段はついているのか？」
『ああ、そりゃあもうばっちり』
やべ、目がバタフライしちゃってるかも
「聞かせろ」
『…』
まぁ当たり前。同じ状況なら私でもそう言う。
ただ真っ黒が今までやってきたお題の数々に匹敵するレベルの命令を遂行してくれるかどうか
『アー、言う前にチョット、約束してほしいっていうかァ』
「内容によっては貴様の首が飛ぶ」
それはお題もかなぁ、冷や汗が吹き出してきちゃったじゃないか
『私嘘が嫌いなので、約束したら守ってほしいっていうかァ』
「約束を“交わせば”、だが」
『ぅ…そーですネ』
これから大丈夫だろうか。今まではなんとなく死にはしないと思えていたのに
なんか、真っ黒さんの冗談は笑い飛ばせない妙な重みがあるっていうか…
今まで呑気にやってこられたのが幸せだったのかも
なんて考えながら、暖めるどころか汗ばんだ手で頭を掻く今日この頃
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すしを(プロフ) - お気に入り100人！？こんなに伸びるなんて作成当初考えていませんでした…本当にありがとうございます！ (3月4日 20時) (
レス) @page14 id: 83df5084ef (このIDを非表示/違反報告)
すしを(プロフ) - なめくじさん» リクエストありがとうございます！私もしたいです！！(変態) (2月21日 19時) (レス) id: 83df5084ef (このIDを非表示/違反報告)
なめくじ - ドス君とDキスしたいです！お願いします！ (2月21日 12時) (レス) @page11 id: 14ee6c9b6d (このIDを非表示/違反報告)
すしを(プロフ) - 灯り火さん» リクエストありがとうございます！条野さんとポッキーゲームしたい人生でした…(？) (9月5日 9時) (レス) id: feb2dad17c (このIDを非表示/違反報告)
灯り火 - 条野さんとポッキーゲーム、お願いします！ (8月23日 20時) (レス) id: 6e740fec71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すしを x他1人 | 作成日時：2023年4月13日 17時
