島田さんの恋愛事情2 (ページ47)

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あああ、才子よ、助けておくれ。私はどうすれば良いのだ。
隣で倉元が、捜査官の面白エピソードを話しているが、全く頭に入ってこない。
才子ぉーーーー！

「えっと•••凜花？どーした？そんなに手握ってきて•••」
「おえっ！あっ、あっ、あのっ、えっと！」

もう•••なんか、よくわかんねぇな。

「倉元といるとね、•••えっとー」
「うん」
「なんか、あー、うー、嬉しくって、旨がキューってなって、なんか、有馬さんとは似ているようでなんか違う感情になるの。よくわかんないけど」

自分でも、倉元相手に何言ってんだって思う。

「••••••凜花は•••さ。恋したことあるの？」

そう、聞いてきた。

「ない•••と思う」
「俺は、初めて凜花に会ったときから、ずっと凜花が好き。凜花を守ってあげたい。•••って、俺の方が全然弱いけど」
「そんなことないよ。倉元は強いし、とっても素敵な人」

少しの間、沈黙が流れる。嫌だな、この空気。

「•••帰ろっか」
「うん」

手を繋いで、帰った。