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「凜花•••」
「ん?」
「カネキ生きてたんだね」
「んぎょっ」

トーカがしんみりしたような声で話しかけて来たので、何かあったのかと思ったら、金木くんでした。

「うん?あ、あぁ•••」

カネキかぁー。カネキねぇー。そーいやトーカ達に言ってなかったな。

「捜査官やってんだね」
「後輩ちゃんでーす」

共同生活してまーす。

「覚えてないんだね、私たちのこと」
「うん。•••トーカ」
「うん?」
「思い出すかな、私たちのこと」

トーカはカネキが好きだ。そんな話はトーカとしたことないけど、なんとなくわかる。

「私は•••戻ってこなくていいと思ってる」

おや。

「こっちの世界じゃなくて、カネキには、人間の世界で幸せになって良いと思う。•••どんな姿になっても、私たちのこと忘れても、アイツの笑顔が見れれば良いかな」

おぉー!
トーカがそんなこと言う子になったとは!
愛だねぇ。

「トーカちゃん•••かわいい!」
「は?」

これが月山とかだったら、無理矢理でも戻そうとするんだろうなぁ。

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作者名:渡辺りんか x他2人 | 作成日時:2017年3月28日 2時

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