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外へ出ると、もう既に攻防が始まっていた。
私達は、阿藤准特等の指示に従うようだ。
その指示で、私達はエントランスへ入った。
そこには、またことのある、っつーか、アオギリの喰種が沢山いた。

「グウッ」
「ッア」
「ボ」

変な音を立てて崩れていく喰種達。
みなさん、佐々木琲世の戦う姿を見るのが初めてな方も多いらしく。

「あれが佐々木琲世ですか•••」
「ケッ。Qs班のメンター野郎か。赫子は使わねぇのか?」

馬鹿にしているようにしか聞こえないのですが。

「かぶるな•••有馬•島田両特等の動きによく似ている•••」

あ、どうも。
心の中でいちいち反応しているうちに、喰種が全滅していた。

「このまま中央棟に向かいましょう。大芝班は管理棟側へ」
「了解」

少し進むと、気配がした。何かいる。それはハイセも感じ取ったようだ。

「•••!」
「危ない!」

案の定、赫子での攻撃がきた。

「アイツ•••ナッツと居たピクハゲ野郎•••‼」
「•••甲赫、大きいな!」

Qsは見たことがあるようだ。
攻撃を加えてくる。手強そうだ。

『Qs班は直進しろ』
「えっ•••あっしかし•••」
「指揮官どのの指令だ。ここは我々阿藤班が」
「みんな、急ごう!」
「はいっ」

進んでいる途中も、アオギリが上からも前からも後ろからも来るので、取り敢えず蹴散らす。

「凜花さんすげ•••1人で大量に」
「•••急ごう」

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作者名:渡辺りんか x他2人 | 作成日時:2017年3月28日 2時

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