島田さんの恋愛事情

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「局長」
「はい、黒磐くん」
「例の件•••進捗のほどは？」
「ああ。バッチリ進んでいるよ。調査陣営にアテがあったみたいでね」

例の件？何それ。

「例の件•••ですか？」
「ああ。『二体の梟』の捜査だ。"梟"は•••二体いるぞ」



「いらっしゃいませー」
「あれ？ロマ1人だけ？どーしたの？」
「うっ、上で店長が•••カネキ様とぉー！」

あんていくへやって来た。
危ないかもしれないと店長のお顔を拝みに来たら、どうやら上でカネキと•••

「カネキ⁉え、あのカネキ⁉うっそいるの⁉」
「う、うん•••」
「ロマちゃーん。コーヒーなんか変な味するよ」
「はい！」
「ロマちゃーん」
「こっちも！」
「はい！す•••すみませあひっ‼」

変な味するコーヒーってなんだ•••

「ロマ•••私が入れよっか？」
「ありがと〜ロマはおかしくなっちまう•••！」

ロマは涙目。
お皿割るわ、コーヒーマトモに入れられないわって、喫茶店で働いてる人としてどーなのよ？

「すみませーん！コーヒー入れなおします！ロマ、回収してこい！」
「はい！」

「お、終わった•••」
「ヒィ•••ありがとござます•••」
「てか、なんできみと店長以外居ないのよ」
「知らん」
「凜花ちゃーん。コーヒー美味しかったよー」
「ごちそうさまー」
「あ、ドーモ」

てかあの2人、何を話しているんだ？

「あれ、凜花ちゃん」
「あ、カネキ、店長！私大変だったんですよー！」
「•••その様子だと、手伝ってくれたみたいだね。」
「すみません、勝手に」
「いやぁ、良いんだよ。ありがとね」
「いえ•••カネキも久しぶり」
「うん。久しぶり。•••じゃあ僕もう行くね」

チラッと隣を見ると、ロマが感激していた。

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