【瀬名泉】逃げる私と追いかける君【ラブライブ！サンシャイン】 (ページ9)

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9話ページ9

いよいよライブ当日となった。生憎の天候で嵐である。

歌ダンス共にまだまだだが今彼女達が持てる全ての力を発揮できるようになったと思う。

あとはお客さんが入っていれば……

梨「…どうしよう…緊張してきた…」

曜「私も…」

貴「落ち着いて、練習してきたでしょ。本番は練習通りにそれを思って。」

緊張している二人を落ち着かせる。
その頃千歌ちゃんはボーっと立っていた。

貴「千歌ちゃんどうしたの？」

千「私の勢いで言ったスクールアイドルだったけどこんなライブまでやって、なんか夢の中にいる感じ。」

貴「じゃあこのまま夢を見てるキラキラな気分で始めましょうか。じゃあ私は先客席に行ってるね。」

私が客席に行った。

お客さんは……

数えられるほどしかいなかった。

貴「嘘…これじゃ…」

これじゃあの子達の物語は夢は終わりってこと…？

貴「そんなの絶対…やだ…」

ライブが幕を開けた。
お客さんの人数を見て明らかに同様する3人。けれど強く歌う出した。

貴「…最高にキラキラしてる…」

けれど神さはさらなる試練を与えた。

ブッツ！！！！

電気が消えたのだ。

貴「嘘。停電？？この雨と風か…どうしよう…。」

頭を働かせる。
緊急用の電源は…自家発電機てどこに……

千「……」

早く彼女達の力になりたい。
ステージに近づこうとした時だった。

照明がつき体育館のドアが空いた。

「千歌！あんたライブの開始時刻間違えたでしょ！！！！！」

後ろを見るとそこにはたくさんのお客様さんが

千「みんな。」

そして体育館は満員となり彼女達のライブが再開された。

最高のライブだった。

最後に生徒会の子が実力ではなくこれは町の方々のご厚意だと言った。たしかにそうかもしれない。
けれど彼女達はたくさんのことを乗り越えた。きっとこれからも乗り越え続けるだろう。

「…ダンスも歌もこれ聞く人が聞けば Aがプロデュースしたってわかっちゃうよ…セッちゃんならきっとなおさら。」

私はそんな言葉をつぶやいた人物がいたなんて知らなかった。