藤四郎兄弟の末っ子は女の子！？ (ページ6)

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晩飯時、大広間にて。ページ6

秋田「あ、そろそろ晩ご飯の時間です！」

厚「、おぉ、そうだな。おーい、大広間行くぞー！」

「「「はーい！」」」

『晩ご飯ですか...！楽しみです！』

乱「そうだよー。Aちゃんは初めてだもんねー。」

前田「光忠さんと、歌仙さんの料理は本当に美味しいんですよ。」

『そうなんですね！もっと楽しみになりました！』

ぐぎゅるるる

『...？(きょろきょろ)なんでしょう今の音は？』

秋田「それは、おなかがすいているときに鳴る音なんですよ。」

『そうなんですね！面白いです！！』

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『わぁ...！沢山の刀(ひと)がいらっしゃいますね。』

薬研「あぁ、ざっと九十振は居るんじゃないか？」

『そんなに...！』

後藤「おー、飯もらってきたぞー。」

コトッ

目の前にご飯やら味噌汁やらおかずやらが置かれる。

ご飯は、米粒の一粒一粒がつやつやとしていて、輝いていた。
味噌汁は、湯気がほわほわと昇り、味噌の優しい香りが鼻腔をくすぐった。
主菜はハンバーグ。肉がぎゅぎゅっと握られて、肉汁が広がっている様子にまたお腹がなってしまった。

パンッ

みんなが一斉に手を合わせた。

「「「「「「いだきまーす！！」」」」」

元気に合唱する声が聞こえた。

突然のことに出遅れてしまったが、続いて言う。

『いただきます。』

まず、一番魅力的だったつやつやのお米を扱いづらい二本の棒でつかみ、口に放り込む。

柔すぎず堅すぎず程よい噛み応えの米を噛む度に、優しい甘みが口いっぱいに広がった。

『美味しい！！』

突然声を上げた私に、みんなは一瞬驚き、そしてすぐ微笑んだ。

秋田「美味しいですよね！」

こくこくと頷く。

次々と他の皿にも手を付けていき、私はすっかり初めての食事を堪能していた。

先ほどの私の声を聞きつけたのか、背の高い男の人がこちらに近づいてきた。

「やぁ、僕は燭台切光忠。君は、新しく顕現した子だね？」

『は、はい！A藤四郎と言います！』

「よろしくね。Aちゃん。」

『は、はい！よろしくお願いします！光忠さん！』

「さっき、美味しいって言ってくれてる声が聞こえてきてね。
嬉しくて、声を掛けに来ちゃったんだ。」

『本当に美味しいです！初めての食事で、少し緊張していたんですけどとっても美味しくて
すっかり満足しています！』

「それはよかったな。」

？？？「おぉ、新しい刀が来ちゅう！！」