無愛想な。2【沖田総悟】

無愛想。62 ページ18

銀「おー来たか。入れ入れ」



「お邪魔しまーす」





久しぶりの非番の日、
この前約束した通り万事屋へと向かった。




何気に初めてここに来たかも。




部屋に入りあたりを見渡すとどれもこれも年季が入っていて、本当にお金がないんだということを痛感する。




新八くんや神楽ちゃんはこんなとこで働いていて本当に大丈夫なのだろうか。





「そういえば2人は？」






神楽ちゃんなんか玄関潜る前に飛びついて来そうなものだが中に入った今でさえそんな気配はない。





銀「あー、あいつらなら今外出てるよ」





あいつらいない方がお前も話しやすいだろ。
と私の前に腰掛ける。




いつもヘラヘラしてるのにそういうとこは気がまわるから変な感じだ。






銀「で？沖田くんにはなんて言われたの？」






単刀直入に聞かれる。




その言葉だけで全身に熱が回るのが分かる。





『惚れた女にそんな面して欲しくねェ』



『好きでさァ』



『そうやって赤くなってる方が可愛いし似合ってらァ』





あー思い出しただけで恥ずかしすぎて死にそうだよどうしてくれんだよ。






銀「いや、そんなに赤くなってなにがあった？
まさかちゅーされた？」





その言葉にビクッと反応してしまう。





銀「え、まじ？まじなの？
銀さん冗談のつもりだったんだけど。」





あーもー、恥ずかしすぎて死ぬよ死ねるよ。





銀「フレンチ？
あーでも沖田くんだから激しそうだよなぁ」



「うるさぁぁぁぁぁぁい！！」

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