無愛想な。【沖田総悟】 (ページ40)

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無愛想。38 ページ40

見廻りをしていると、涙目になりながら周りをキョロキョロと見回している男の子が目に入る。

「どうしたの？ご両親は？」

子どもの目線に合わせて話しかける。

すると男の子は泣き出してしまった。

男の子「ｳｯ、はぐれちゃった、、ｸﾞｽｯ」

どうやら迷子になってしまったらしい。

「大丈夫、一緒に探してあげるから」

男の子「ｸﾞｽｯ、ほんと、、？」

「うん、だからどこではぐれちゃったのか教えてくれるかな？」

涙を拭いてあげて優しく問いかけると男の子は安心したのか泣き止んだ。

　

男の子「あのね、カブトムシがいてね、追いかけてたらはぐれちゃったんだ、、」

なんとも無邪気で子どもらしいはぐれ方なんだろう。

沖田「母ちゃんたちも探してるだろーしすぐ見つかるだろ」

子どもには冷たそうな沖田が男の子の頭を優しく撫でる。

その意外な行動に呆気に取られる。

沖田「なにボーッとしてんでィ。行くぞ」

「あ、うん」