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最近はよく総悟とサボりに行ったりする。なので2人で外を出歩くことも多々。
そして私は"真選組の一員"として見られるようになっていた。
松「Aちゃぁぁん、おじさんはねええAちゃんの隊服を作ってみたんだヨオオオオウ。」
『私の??本当に!?』
松「ま、勝手にだけどねええ」
隊服が嬉しくて嬉しくて総悟と出かける時も着ていたりした。むしろ着ていた方が安全なのだとか。
総「A、似合ってますぜィ。」
『ありがとう!!』
総「ッチ、んな可愛い顔簡単に見せるもんじゃねえぜ、タチがワリィ。(小声)」
帯刀もしていて、側からみればただの一隊士だ。
このあいだの稽古では……
総「Aもどうですかィ?」
『いいの?』
総「もちろんでさァ。まずは隊士と手合わせしてみなせェ。」
数十分後
「なんて奴だ」
「なんだあの速さは」
「隙もない余裕もない、なんて強さだ。」
私の前に立ち残った隊士はいなかった。
総「流石ですねィ、次は俺と手合わせといきましょうかィ?」
『メインイベント。』
なんてドキドキする瞬間。
沖田さんの目は本気だ。こんなに興奮することなんてそうそうない。
「始め!!」
合図の瞬間、凄まじいスピードで沖田さんが目の前に迫る。負けか______かと思われた、が。
問題ない。
沖田さんから離れればいい。沖田さんはわたしが避けたところをまたその後ろに回ろうとしているのだろう、体重が完全に傾いてきる。それではバレバレだ。
と、なれば。
間一髪で沖田さんの一太刀を避ける。その瞬間、やはり予想通り動く。
しかし私は人ならざる速さでその後ろをとる。そして、一振りに。
「一本!!!!!」
「す、すっげえ!!あの隊長に勝ったぞ!」
総「こりゃあやられたねィ。なんていう怖い目してるんだか、どうやらアンタは真選組をも上回るらしいや。」
総「完敗、でさァ。」
その後、このことは真選組内にすぐに広まり、ご教授受けたいだ、憧れだと申された。
こんな私なんかを_________
私は自分のことは自分が一番よく知っているあなたたちが羨ましい_______
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焉(プロフ) - うわぁぁぁ!凄い面白いです! (2018年10月7日 13時) (レス) id: 2fa9032b19 (このIDを非表示/違反報告)
高杉紗夜香(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください!! (2018年1月14日 19時) (レス) id: 47ea433c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スズちゃ | 作成日時:2018年1月9日 4時