Lollipop

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ガラスのようになっている扉を開けてその中に入る。


アンティーク調の家具や電球で統一された店内の中には、たくさんの種類のライターがガラス張りに置かれている。




JM「コンビニに売っているような使い捨てのライター…正式名称はディスポライターって言うんですけど。
ディスポライターにデザインをされたものから、ポピュラーなガスライターもありますね。

最近は火を使わずにプラズマで着火できるUSB電子ライターもあります。
僕が個人的に好きなのはギミックライターとターボライターですね。

ギミックライターは特殊な形の物が多くて中には僕の作った物もあるんですよ！ターボライターは風の影響も少なく外で吸うときでも…」


『……………』




ライターの愛が凄い…。

途中から何を言ってるか分からなくなって、とりあえず店員さんの顔を見つめるだけになっているけど、当の本人は今も楽しそうに話し続けている。




JM「で、どれが良いとかありますか？」


『……ぁ、え？』


JM「あれ、難しかったですかね、僕なりに結構わかりやすくお伝えしたつもりだったんですけど…。

もしあれだったら、また始めから説明しましょうか？」


『そ、それは大丈夫です』


JM「？そうですか？」

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