-5- ページ5
.
『…店員さん、も、タバコ吸ってますか?』
「ええ、気分転換程度ですがね」
『タバコ…身体に良くないですよ』
その言葉に何度か目を瞬きすると吹き出すように笑い、高めのその声がより一層高くなった。
「ライター専門店を開いている僕にそんなことを言う方は初めてですよ」
『開いてるって…店長さんなんですか?』
「紹介がまだでしたね。
この店を開いてるパクジミンです。
店長というか僕1人でやっていますよ。時々友人が手伝ってくれますけどね」
『ジミンさん…』
同じくらいの年齢に見えるのに…凄いなあ。
JM「我慢するの、あまり好きじゃないんです。それにタバコを吸うと仕事に集中出来るんですよ。
勿論身体に悪いことは分かってます。
でも、仮眠をとれば集中出来る人もいれば周りの音を遮断することで集中する人もいる。
僕にとってはそれがタバコなだけです。何か代わりの物が見つかれば良いんですけどね」
納得して良いものなのか…。店員さんの言いたいことも何となく分かる。
ユンギも店員さんと同じで集中するためにタバコが必要なんだろう。
…やっぱり店員さんって、ユンギに似てる気がする。
『あの…お店入っても良いですか?』
「もちろんです。さあ、どうぞ」
387人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
130号室(プロフ) - 夜ふかしさん» 夜ふかし様ありがとうございます!楽しんでいただけるように頑張りますね♪ (2021年8月4日 13時) (レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
夜ふかし - 面白くて続きが気になります!これからも更新頑張ってください! (2021年8月1日 2時) (レス) id: 6551a6decb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:130号室 | 作成日時:2021年8月1日 0時