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「はっくしょん！！！！！」
決して可愛いとは言えないおっさんのようなくしゃみが朝から止まらない。昨日雨に打たれ続けたせいだ。ミンギュは大丈夫かな。
少しぼーっとする頭を気にしつつ、いつも通りの時間に家を出る。
「いってきまーす」
エレベーターを待っていると視界に入ってきた小さい人。
WZ『…はよ』
「…寝癖ひどいですけど」
私がそう言うと、手でバッと後頭部を押さえたジフン。可愛い。可愛いけど、可愛いって言わない、絶対言わない。
WZ『…なぁ、』
「離れるんじゃなかったの」
WZ『………』
「今日はジフンが階段使ってよ」
エレベーターに乗ると、同じように乗ってきたジフン。
WZ『昨日のあれ、誰』
「昨日の？」
WZ『…おまえが、頭ふいてた、』
「…ミンギュ」
WZ『ミンギュ？』
「………」
WZ『………』
「ジフンには関係ない人だから詳しく説明しない」
WZ『おまえ、俺のことすきだって言っておいて、もうあんなことする相手見つけたんだな、意外』
「…あんなことって別に…！頭ふいてって言われたからやっただけで…！」
WZ『へぇー、言われたら何でもやるんだ』
「ミンギュのこと知らないくせに変なこと言わないでよ！」
WZ『やたらとそいつの肩持つんだな』
「この前から何なの！？離れるって言ったくせに！そうやって突っかかってきて！！矛盾してる！」
頭がぼーっとするのに、大きい声を出したからか、余計にクラクラする。
「私のことは放っておいて彼女と楽しくイチャイチャすればいいじゃんバカ！！」
イライラが止まらなくて、並んで歩きたくなくて、走るの苦手なのに、体力ないのに無理して走った。走って学校に向かった。
…ら、数メートル先で倒れた。
無理して走ったからだ。
やばいと思ったけど、立ち上がる体力もなくて、私の意識はそこで途絶えた。
.
.
「……痛っ…」
目を開けると、白い天井が目に入る。ズキッと頭に痛みが走って、ゆっくりと起き上がる。
「保健室…」
私は道端で倒れたはずなのに、学校の保健室にいる。…自力でここに来れたわけがないし、誰かがここに運んでくれた…？
「………！？！？」
ベッドの淵に頭を置いて寝てる人がいる。
「…なんで…」
だって、今、たぶん普通に授業始まってる時間なのに。なんでここで寝てんの…！？
「…ちょ、ちょっと……！！！」
WZ『…ん、』
ゆっくりと目を開けたジフン。後頭部の寝癖はついたまま。私を見て寝ぼけていた表情が一気に変わった。
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
