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WZ『大丈夫かっ！？』
ジフンに両肩を掴まれる。あまり見ない慌てているジフンに驚いて、少し冷静になった。
「…大丈夫、だと思う、たぶん…」
WZ『急に倒れて、名前呼んでも起きないし、熱いし、』
「…ジフンが運んでくれた…？」
WZ『え、うん、ここに来るのが一番早いと思って』
「…そう、なんだ…でも、もう授業始まってるのになんで…？行かなくていいの？」
WZ『…別に1日くらい遅刻しても、それに』
ジフンが目線を下に落とした。
私がジフンの手をぎゅっと握っていた。
「…ごめんっ！ごめん、無意識ごめん！」
離そうとすると、離せなかった左手。
ジフンが離してくれなかった。
WZ『そんな慌てて離そうとしなくてもいいじゃん』
「…だって、」
WZ『矛盾してる』
「え、」
WZ『矛盾してるよな、わかってる。
わかってんだけど、なんか、無理』
ジフンは私の手を強く握ったまま、
はじめて聞く言葉を口にし始めた。
WZ『昨日、Aとミンギュってやつが、一緒にいるところ見てから、頭の中がおかしい』
「おかしいって何が…」
WZ『……その、』
『あ、目覚めた〜？どう、熱は？はい、これで測って〜、ここに来た時は苦しそうでうなされてたけど、もう大丈夫みたいね〜』
保健室の先生が仕切りのカーテンを開けて入って来た時、すごい速さで繋がれていた手が離れて、ジフンは椅子から立ち上がった。
WZ『…あ、じゃあ俺行きます』
『担任の先生にちゃんと説明するのよ〜』
そう言ってぺこりと頭を下げたジフンは一度も私の方を見ることなく、そのまま保健室を出て行った。
何を言おうとしてたの…？
あのまま、先生が入って来なかったら、ジフンは何を私に言ったの…？
『今の彼氏〜？』
今までジフンが座っていた椅子に先生が腰掛けて、私の氷枕やら、タオルやらを変えはじめた。
「違います！幼馴染みで…」
『優しいのね〜、すごく心配してたわよ？何回も大丈夫なんですか？って、病院行かなくて平気なんですか？って、もう必死の形相で』
「…そうなんですか…」
『私がいるから大丈夫って言ったんだけど、そばにいますって、離れなかったの』
「…………」
『前にも貧血か何かで派手に倒れたことあるんだって？？それがあの子にとってちょっとしたトラウマみたいよ？まだ幼かったから、もう起きないのかと思って怖かった記憶が浮かび上がってきたって、』
ジフンが握っていてくれた左手がどんどん熱を帯びて熱くなる。
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
