ばすたぁずってスゴイ! ページ6
「あら?エンマ大王様じゃない」
「よぅ、ふぶき姫!遊びに来たぜ」
「お生憎様。皆出払ってて居ませんよ」
バスターズハウスへとやって来たエンマ大王を出迎えたのは受付でスマホゲームにいそしむふぶきちゃん。
「じゃあ帰ってくるまで待っててもいいか?」
「どうぞご自由に…。あれ?そちらの方は?初めて見る顔ですけど」
そんなふぶきちゃんが、キョロキョロと物珍しそうにバスターズハウスを見回すAに気づく。
Aはハッとしてふぶきちゃんに小さくお辞儀をした。
「あ、初めまして!私Aと申します!エンマ様からばすたぁずのお話を聞いて、見学させてもらおうとやって来ました」
「へぇ…。エンマ様もやるじゃない。こんなカワイコちゃん捕まえるなんて」
ふぶきちゃんはニヤリと笑って女の恋人を現す小指を立ててはチラつかせる。
「ん?…あー違う違う!Aはそんなんじゃねーって!コイツこう見えて結構な実力者でな。ぬらりの部下なんだよ」
「あ、一応ぬらりひょん様の元で副議長として働かせてもらってます!まぁ、契約社員みた」
「あら。そうなの?つまんないわね」
ゴシップ大好きふぶきちゃんによってAの話は遮られた。
ゴシップネタではないとわかった瞬間、ふぶきちゃんの関心は再びスマホゲームへと向かうのだ。
「…エンマ様。私って結構知名度低いんですね」
「大丈夫!イイ感じだぜ!」
「…」
エンマから適当すぎる励ましを受けたAは、何ともいえない気持ちのままエンマの後を追い談話室へと向かう。
「それにしても、ばすたぁずのお屋敷はスゴイですね!こう、なんていうか…パネェ。」
「だろ?こう、なんていうか…パネェよな!!」
バスターズハウスの総評を、なんていうかパネェ。の一言で片付けつつ
二人は談話室で勝手に飲み食いしながらメンバーの帰りを待った。
そんな二人が満腹になった頃。ジバニャン達子猫捜索班がバスターズハウスに帰還したのだった。
「あの子猫意外にすばしっこかったニャン」
「しかも、よくよく見たら子猫じゃなかったダニ。あれはどう見てもミーアキャットだったダニ…」
「何!?ミーアキャットだったのか!?」
「何の話してるんですか皆さん…ってうぇええい!!?エ、エ、エンマ大王様じゃあございやせんか!!」
口々に呟きながら談話室に入ってきた面々の中でいち早くエンマ達に気づいたのはウィスパーだった。
「よぅ!邪魔してるぜ!」
「こんにちわー初めまして」
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かりん(プロフ) - ぬらりひょんの孫ww (2017年1月3日 1時) (レス) id: 8488b667f9 (このIDを非表示/違反報告)
出っ歯 - ぼんさんのエンマ様、格好良すぎです。 (2016年12月28日 14時) (レス) id: 12e7493ee7 (このIDを非表示/違反報告)
田噛 - ぬらりひょん様孫のリクオ大好きだなww (2016年6月18日 16時) (レス) id: 1eb56d23fd (このIDを非表示/違反報告)
ミドラブ@ブレイン二世大好き - 23ページ目のぬらりひょん様不覚にもかわいいっと思ってしまった/////(アイス食べる所) (2016年4月1日 16時) (レス) id: 9086919367 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - お久しぶりです!新作!うおお!!しかし、大ガマさんという妖怪がいながら…。と、思ったら結構面白かったです!まだ持ってないバスターズもお財布と相談して買ってみようかな…。これからも更新頑張ってください! (2016年3月27日 4時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぼん | 作成日時:2015年12月29日 1時