お部屋探しはアハマンショップ！！ ページ32
「ぬぁっ、ぬぁ…！？大王様！！何事ですか！
」
「大変だぬらり！！来てくれ！」
「なっ、何かあったのですか！？」
「とにかく大変なんだ！ぬらりの力が必要なんだよ！」
「私の力が…。御意！！」
ぬらりひょんは嬉しそうに頬を染めた後、エンマに引きずられるようにして会議室を後にした。
「…二代目様は、相変わらずか…。ぬらりひょん様の気苦労は並大抵のものではなさそうだな」
騒然とする会議の参加者。その中でエンマの破天荒ぶりをよく知るオロチはボソリと冷静に呟いた。
「で？大変なこととはこれですか？」
ぬらりひょんが引きずられるようにして連れてこられたのは、大王執務室。
ぬらりひょんはヒクヒクと口箸を痙攣させ、額に青筋を走らせる。
「そうなんだ！あと3日で部屋探しをしなきゃなんねぇ！」
「会議してる場合じゃないですよぬらりひょん様！！これ、アハマンショップ(妖魔界本店)のチラシです！！良さげな物件を片っ端からヨーチェケラッ！！」
バッとぬらりひょんの前にアハマンショップのチラシを広げたAは、彼の鋭い回し蹴りによって、吹っ飛んでいった。
「大王様。いいですか？私は貴方が宣言した、イイ感じの世界☆を実現する為の…大事な会議中なんですよ」
「ああ！知ってるぜ！！」
「もう！！いい加減にしてください！！！」
ぬらりひょんはプリプリ怒りながら会議室へ戻って行った。
「ぬらりが怒ったぞ」
「ですね、ゴファ」
「おい。大丈夫か？すげぇ勢いで吐血してるが」
「ええ。肋と内蔵の何箇所が損傷しただけゲブッ、なので。ゴァッ傷は浅いです。」
「そうか。全く大丈夫じゃねぇな。」
ぬらりひょんが怒ってしまった為、仕方なく二人で始まったお部屋探し。
エンマはスマホとチラシで。Aは自作パソコンで。それぞれ良いと思った物件をブックマークしていく。
「よーし。あらかた良さげな物件は押さえたぜ！A！そっちはどうだ？」
「こちらもバッチリです！今アハマンショップに電話して、直ぐにでも見せてくれるか確認とりまーす！」
「流石だA！仕事が早いな」
「デヘヘ。もっと褒めてください…あ。アハマンショップ妖魔界本店さんですかー？ちょっとお伺いしたいことがありましてですねー」
Aはげへげへと笑いながらアハマンショップへ電話をかける。
お部屋探しはアハマンショップ！！→←お部屋探しはアハマンショップ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かりん(プロフ) - ぬらりひょんの孫ww (2017年1月3日 1時) (
レス) id: 8488b667f9 (このIDを非表示/違反報告)
出っ歯 - ぼんさんのエンマ様、格好良すぎです。 (2016年12月28日 14時) (レス) id: 12e7493ee7 (このIDを非表示/違反報告)
田噛 - ぬらりひょん様孫のリクオ大好きだなww (2016年6月18日 16時) (レス) id: 1eb56d23fd (このIDを非表示/違反報告)
ミドラブ@ブレイン二世大好き - 23ページ目のぬらりひょん様不覚にもかわいいっと思ってしまった/////(アイス食べる所) (2016年4月1日 16時) (レス) id: 9086919367 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - お久しぶりです！新作！うおお！！しかし、大ガマさんという妖怪がいながら…。と、思ったら結構面白かったです！まだ持ってないバスターズもお財布と相談して買ってみようかな…。これからも更新頑張ってください！ (2016年3月27日 4時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぼん | 作成日時：2015年12月29日 1時
