お忍びバスターズ ページ12
「うぁあん！！お尻が痛いよーー割れるようにいたいよーー！！...あ、お尻は元々割れてましたね☆てへぺろ」
そんなAに落ちてきたのは、ぬらりひょんのゲソ拳骨だった。
ぐぁああ！！という女子にあるまじき断末魔を喉奥から絞り出し悶絶するAの横で
エンマはケツの痛みを我慢して正座する。
「いいですか？大王様。貴方はこの妖魔界に君臨する王。そんな偉大なる存在の貴方が王の仕事を放棄し、毎度毎度フラフラ城を抜け出す等...言語道断！！」
ぬらりひょんはタイプイカゲソから姿を戻すと、ため息混じりで論じた。
しかしエンマはまるで子供のように唇を尖らせ、ブーブーと言うだけで反省の色無しだ。
「いーじゃないですかぁ！エンマ様だって、私だって息抜きしたいんですよー」
「黙れA！！貴様は給料以上の事をやってからものを言え！！解雇するぞ！！」
「あっ！！ブラック発言しましたね！？労働基準局に訴えますよ！！」
「何を小癪な…！！」
不毛な言い争いを始めたAとぬらりひょんを尻目にそそくさとその場を後にしようとしたエンマだったが、すぐさまぬらりひょんの眼光に捕らえられる。
「いいですか大王様。今後この給料泥棒に唆されてもついて行ってはダメです」
「俺は唆されてないぞ。ぬらり」
「と、に、か、く！！仕事を終わらせて下さい！！ああ…こんな事では、このぬらりひょん…先代様に顔向けできません…」
「ジーちゃんだって許してくれるさ」
「…。とにかく。今日中にその書類に目を通して判を押してください。私は仕事に戻ります故。…おい！A！！お前も今日中に片付けなければならぬ仕事が山ほどあるんだ！行くぞ！」
ギッとAに睨みを効かせたぬらりひょんに、エンマがああ！と声を上げる。
何事かとぬらりひょんがエンマに視線を向ければ、彼はニッと無邪気に笑った。
エンマがこう言う笑みを浮かべる時は、おおよそロクでもないことを考えている時だということを知ってるぬらりひょんは、何でしょう？と口を引くつかせる。
「悪いがA借りるぞ！」
「ファッ！？…ダメです！貴方とAを一緒にしておくとろくな事がない！」
「Aにちょっと頼みてぇ仕事があるんだ」
「なら、このぬらりひょんが承ります！」
何としてでも。と食い下がるぬらりひょんにエンマは無邪気な笑顔のまま続けた。
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かりん(プロフ) - ぬらりひょんの孫ww (2017年1月3日 1時) (
レス) id: 8488b667f9 (このIDを非表示/違反報告)
出っ歯 - ぼんさんのエンマ様、格好良すぎです。 (2016年12月28日 14時) (レス) id: 12e7493ee7 (このIDを非表示/違反報告)
田噛 - ぬらりひょん様孫のリクオ大好きだなww (2016年6月18日 16時) (レス) id: 1eb56d23fd (このIDを非表示/違反報告)
ミドラブ@ブレイン二世大好き - 23ページ目のぬらりひょん様不覚にもかわいいっと思ってしまった/////(アイス食べる所) (2016年4月1日 16時) (レス) id: 9086919367 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - お久しぶりです！新作！うおお！！しかし、大ガマさんという妖怪がいながら…。と、思ったら結構面白かったです！まだ持ってないバスターズもお財布と相談して買ってみようかな…。これからも更新頑張ってください！ (2016年3月27日 4時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼん | 作成日時：2015年12月29日 1時
